見出し画像

カツオさん20年連続勝利 大卒では史上初の快挙

ヤクルトの石川雅規投手が4日、神宮で行われた西武1回戦に先発登板し、5回を3安打無四球2三振の1失点に抑えて今季初白星を挙げ、プロ1年目の2002年から20年連続先発勝利を達成した。

初登板・初先発となったプロ1年目の2002年4月4日の広島3回戦(神宮)で、6回2/3を無失点に封じて初勝利を挙げてから、昨季まで19年連続で先発勝利を重ねていた。

連続シーズン勝利記録は、工藤公康、山本昌、三浦大輔の23年がNPB最長。20年以上は12人目で、大卒では鹿取義隆の19年を上回る史上初の快挙。左腕で20年以上は、金田正一、梶本隆夫、鈴木啓示、大野豊、工藤、山本昌に次いで7人目。同一球団で20年以上は、米田哲也(阪急で20年)、梶本、鈴木、大野、山本昌、三浦に次いで7人目。

プロ1年目からの連続シーズン勝利に限ると米田の22年がNPB最長で、20年以上は鈴木以来36年ぶり7人目。左腕で20年、同一球団で20年はいずれも4人目の最長タイ記録。

【連続シーズン勝利記録】
1位タイ 23年 ★工藤公康(1985~2007、西武-ダイエー-巨人-横浜)
1位タイ 23年 ★山本昌(1988~2010、中日)
1位タイ 23年 三浦大輔(1993~2015、横浜/DeNA)
4位 22年 ◎米田哲也(1956~77、阪急-阪神-近鉄)
5位タイ 21年 ◎小山正明(1953~73、阪神-東京/ロッテ-大洋)
5位タイ 21年 ★大野豊(1978~98、広島)
7位タイ 20年 ◎★金田正一(1950~69、国鉄-巨人)
7位タイ 20年 ◎★梶本隆夫(1954~73、阪急)
7位タイ 20年 石井茂雄(1960~79、阪急-太平洋/クラウン-巨人)
7位タイ 20年 ◎佐々木宏一郎(1962~81、大洋-近鉄-南海)
7位タイ 20年 ◎★鈴木啓示(1966~85、近鉄)
7位タイ 20年 ◎★石川雅規(2002~、ヤクルト)
◎印はプロ1年目からの連続勝利。★印は左腕。

また、連続シーズン先発勝利記録も工藤、山本昌、三浦の23年がNPB最長で、20年以上は9人目。左腕で20年以上は金田、鈴木、工藤、山本昌に次いで5人目。同一球団で20年以上は米田、鈴木、山本昌、三浦に次いで5人目。

プロ1年目からの連続シーズン先発勝利も米田の22年がNPB最長。20年以上は5人目で、左腕で20年、同一球団で20年はいずれも3人目の最長タイ記録。

【連続シーズン先発勝利記録】
1位タイ 23年 ★工藤公康(1985~2007、西武-ダイエー-巨人-横浜)
1位タイ 23年 ★山本昌(1988~2010、中日)
1位タイ 23年 三浦大輔(1993~2015、横浜/DeNA)
4位 22年 ◎米田哲也(1956~77、阪急-阪神-近鉄)
5位 21年 ◎小山正明(1953~73、阪神-東京/ロッテ-大洋)
6位タイ 20年 ◎★金田正一(1950~69、国鉄-巨人)
6位タイ 20年 石井茂雄(1960~79、阪急-太平洋/クラウン-巨人)
6位タイ 20年 ◎★鈴木啓示(1966~85、近鉄)
6位タイ 20年 ◎★石川雅規(2002~、ヤクルト)
◎印はプロ1年目からの連続勝利。★印は左腕。

◆1980年1月22日生まれの石川は、40歳を過ぎて通算3勝目。ヤクルトで40歳を過ぎて勝ったのは、1992年1勝の新浦壽夫(41歳3か月)、2008、09年に計4勝の木田優夫(40歳8か月)に次いで3人目で、41歳4か月での勝利は新浦を上回る球団史上最年長記録。

◆この試合は5回裏の攻撃中に降雨コールドとなり、わずか59球で自身26回目の完投、12回目の無四球試合が記録された。石川の完投、無四球試合はいずれも2015年4月25日の巨人5回戦(神宮)で9安打されながらも完封して以来6年ぶり。

いいなと思ったら応援しよう!