メトポ、最大10%還元の「ランク制度」に移行へ
東京メトロのポイントサービス「メトポ」のデイタイムポイント、ホリデーポイント、ボーナスポイントが2/28(火)で廃止され、新たに3/1(水)からランク制度が導入される。
何が変わるの?
現在は、平日の10:30~16:30に自動改札から出場するとデイタイムポイントが1日につき5ポイント。土日祝日に乗車するとホリデーポイントが1日につき7ポイント。さらに、乗車10回ごとにボーナスポイントが10ポイントずつ付与される。
これが3/1(水)からは、前月の乗車実績などに応じて会員ランクが設定され、会員ランクに応じた付与率を乗車金額に乗じたポイントが翌月に付与される。
会員ランクはレギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階で、ポイント付与率はそれぞれ0、2、5、10%。運賃1円につき1ランクスコア、平日10:30~16:30に自動改札から出場すると1日につき50ランクスコア、土日祝日に乗車すると1日につき70ランクスコア、定期券所持で3,000ランクスコアが加算され、前月の合計ランクスコアが599以下でレギュラー、600~3,999でシルバー、4,000~7,999でゴールド、8,000以上でプラチナランクとなる。なお、ランク制度導入までにメトポに登録済の会員および新規登録会員の初月の会員ランクは一律シルバーランク。
PASMOとSuica、どっちがお得?
シルバーランク以上ならPASMOがお得
クレジットカード「To Me CARD(一般)」でPASMOにチャージすると1,000円毎に5ポイントが付与される。メトポのランク制度と合わせた還元率はレギュラーで0.5%、シルバーで2.5%、ゴールドで5.5%、プラチナで10.5%。一方、Suicaはビューカードでチャージすると1,000円につき15ポイント付与されるので還元率は1.5%。つまり、メトポの会員ランクがシルバー以上であればPASMOを使うのがお得である。
レギュラーランクの場合は…
また、To Me CARD(一般)のポイントサービス「メトロポイントPlus」では乗車ポイントとして平日2ポイント、土休日6ポイントが付与される。メトポの会員ランクがレギュラーの場合、SuicaとPASMOのクレジットチャージの還元率の差は1%なので、メトロポイントPlusの乗車ポイントを0.01で割った(100倍した)数字より運賃が安ければPASMO、高ければSuicaを使うのがお得となる。
平日 200円以下ならPASMO
土日祝日 600円以下ならPASMO
ICカードで乗車した場合、東京メトロの運賃は最高で314円なので、土日祝日はPASMOがお得。平日は200円以下ならPASMO、200円以上ならSuicaだけど、乗車するたびに運賃を確認してお得かどうか判断するのが面倒なのと、翌月の会員ランクがシルバー以上になる可能性も考慮して、東京メトロはPASMOを使うと決めてしまっても良いレベルかな。