ヤクルト、球団記録の1試合7本塁打
ヤクルトが13日、東京ドームで行われた巨人11回戦で7本塁打を放ち、14得点を奪って大勝。7月勝ち越しを決め、昨季の勝ち星に並んだ。1試合7本塁打は9回までの球団最多タイ記録。
1点を追う2回に村上宗隆の25号ソロで追い付くと、一死後に吉田大成のプロ初本塁打と続くサンタナの6号ソロで2点を勝ち越し。4回に山田哲人の25号3ラン、5回にオスナの8号ソロとサンタナの7号ソロで突き放し、8回に村上の26号2ランでダメを押した。
ヤクルトが9回までに7本塁打したのは14年ぶり5度目。14年前の広島戦では延長11回にラミレスがサヨナラ2ランを放ち、1試合8本塁打を記録している。また、2003年の広島戦では古田敦也がNPB最多タイの1試合4本塁打。古田は史上5人目で、6人目はまだ出ていない。
【ヤクルトの1試合7本塁打(9回まで)】
1977/9/14 W5-15S@川崎 マニエル2,ロジャー,渡辺進,松岡2,若松
1980/10/19 S13-10D@草薙 渋井,大杉,スコット,パラーゾ,杉浦,大矢,鈴木
2003/6/28 C4-14S@広島 古田4,ラミレス,鈴木,稲葉
2007/7/11 S12x-10C@神宮 青木,田中浩2,ガイエル2,宮出,ラミレス2※
2021/7/13 G6-14S@東京D 村上2,吉田大成,サンタナ2,山田,オスナ
※ラミレスの2本目は延長11回のサヨナラ本塁打
巨人が7本以上の本塁打を喫したのは20年ぶり5度目で、東京ドームでは初めて。唯一8本塁打された1949年の大映戦では、8本全てを先発の川崎徳次が打たれたが、自ら3本塁打を含む4安打9打点の活躍で完投勝利を挙げている。
【巨人の1試合7被本塁打以上】
8本 1949/4/26 G15-13S※@兼六園 伊賀上2,三村,小鶴,加藤,大岡,飯島2
7本 1965/5/11 G10-13C@兼六園 山本,漆畑,興津3,藤井2
7本 1968/8/21 G4-11W@後楽園 アグウィリー,松原2,重松,伊藤2,江尻
7本 2001/9/1 C14-5G@広島 ディアス2,金本2,ロペス2,緒方
7本 2021/7/13 G6-14S@東京D 村上2,吉田大成,サンタナ2,山田,オスナ
※1949年のSは大映スターズ
1試合最多本塁打のNPB記録は9本。1951年8月1日に松竹が大阪戦で、1976年9月19日に阪神が広島戦で、1980年8月9日に阪急が近鉄戦で、同10月3日にロッテが近鉄戦で記録している。
※2021/7/18追記 もっと詳しいnoteがありました。