防災準備はバッチリ?『第8回 防災フェア in お台場』から学ぼう
2023年9月2日(土)、3日(日)の2日間、お台場にて『第8回 防災フェア』が開催されました。9月1日は関東大震災(1923年)が起こった日。 その経験から、震災火災に対する都市防災対策が大きく見直されて9月1日は『防災の日』となりました。今年は、関東大震災が発生して100年の節目の年です。「100年先も安心」を目指して今年も開催される防災フェアとは一体どんなものなのか、レポートをお届けします。
『第8回 防災フェア』の概要
1923年9月1日正午2分前に発生した関東大地震。近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震(推定マグニチュード7.9)であり、南関東から東海地域におよぶ地域に広範な被害が発生しました。全体で死者105,385人、全潰全焼流出家屋293,387棟にのぼり、電気、水道、道路、鉄道などのライフラインにも甚大な被害をおよぼしました。
関東大地震から100年が経った今、私たちはそのことから防災の大切さを改めて学び、自衛隊や法務省などがどのような活動をしているかを知り、日常生活に備えをすることが大切なのではないでしょうか。
法務省の特別機動警備隊の装備が展示されていたり、防災に関する歴史がパネルで展示されていました。
自衛隊の軽装甲機動車、高機動車、偵察用オートバイなども展示されており、車によっては実際に乗って写真撮影することもできます。普段目にしたり触れることのできない車で、多くの方が足を止めて写真撮影していました。
隠れた名物とも言われている海自航空隊による「ミニ対潜哨戒機P-3C劇場」にはたくさんの人だかりができていました。軍艦(左)、飛行機(真ん中2台)が、悪い潜水艦(右)を探して退治するというストーリーで、日本近海はこのように日々守られていることがわかる劇場でした。
スタジオジブリ『天空の城ラピュタ』のロボット兵が会場内にいて、来場客の皆さんが記念に撮影していました。
他にも、マーチングバンド演奏、陸上自衛隊ラッパ隊のゲリラライブ、公式レイヤー『雪野なな&雪野るな』の撮影会、元自衛官の防衛省広報アドバイザーを務める『かざり』の撮影会、東京地方協力本部 による広報ブース(パネル展示、制服試着体験)などもあり、家族連れ、カップル、友人同士などさまざまな層の方が来場していました。
防災フェアの出展ブースを紹介
自衛隊だけでなく、一般企業や一般社団法人も出展していました。応急救護体験ができたり、水道局では給水バッグの配布をしており、防災に関することに触れることができました。
海軍カレーや自衛隊腕時計も販売されていました。
キッチンカーも数多く出店し、来場客のお腹を満たしていました。
全国各地の刑務所も出展して刑務所作業製品の販売をしていました。
横須賀刑務支所でつくられた『ブルースティック』は、刑務所作業製品の中で一番の人気だそうです。汚れがよく落ちると評判のせっけんです。
2023年4月から発売された『横浜刑務所で作ったパスタ』も販売されていました。
府中刑務所ではノートなどの文具が、川越少年刑務所ではアウトドアに最適なスウェーデントーチが、市原刑務所では干ししいたけが販売されていました。他にも栃木刑務所、長野刑務所、静岡刑務所、水戸刑務所が出展しており、さまざまな刑務所作業製品が取り揃えられていました。
刑務所作業製品は、『CAPIC』というサイトを通じて購入することもできます。
https://www.e-capic.com/
CAPICとは
最後に
防災の日にちなんで開催されている防災フェア。まだ行ったことがない方は来年開催される際にぜひ行ってみてください。いざという時の備えを見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
(関連リンク)
「第8回 防災フェア in お台場」開催
https://dsc.or.jp/bosaifair-08_info.html
内閣府「関東大震災100年」特設ページ
https://www.bousai.go.jp/kantou100/index.html
東京都 関東大震災100年ページ
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/1022852/index.html