見出し画像

魑03 好きな映画ベスト51

今回インディーズ映画は関係ない。

好きな小説家はボルヘスです。最近ケベードを評する文章を読みなおして、「-いささかもセンチメンタリズムの表出を奨励しない、いや、そもそもその存在を許容しないのだ」とあって、自分の書いた台詞にセンチメンタリズムがないことへの喜びを表現したのがあったけど、ああ影響受けてたんだな、けどその影響を安く引き継いだもんだな、と思いました。これに続く「詩が決まって繰り返す常套句」へのケベードの批判(をボルヘスが評したもの)も面白いので是非読んでみてください。


さて、僕が「映画ベスト50をまとめてるんだ」と言っても興味を示してくれなかった何人かの友達たちへ


1 アンダーグラウンド
2 カルメンという名の女
3 神々のたそがれ
4 精神の声
5 奇跡
6 ルノワールの小劇場
7 タクシードライバー
8 カッコーの巣の上で
9 デス・プルーフ in グラインドハウス
10 雨月物語
11 めまい
12 秋の恋
13 アパートの鍵貸します
14 ノーカントリー
15 ゴッドファーザー
16 悲しみは空の彼方に
17 小早川家の秋
18 七人の侍
19 トリとロキタ
20 アメリカン・ビューティー
21 世界に一つのプレイブック
22 マップ・トゥ・ザ・スターズ
23 フランス
24 チャイナタウン
25 エレファント
26 羊たちの沈黙
27 瞳をとじて
28 マルケータ・ラザロヴァー
29 ミッドナイト・イン・パリ
30 ディアハンター
31 キャリー
32 処女の泉
33 よく知りもしないくせに
34 こわれゆく女
35 引き裂かれた女
36 1900年
37 ザ・マスター
38 ソナチネ
39 ブエノスアイレス
40 フィッツカラルド
41 フルメタル・ジャケット
42 エレニの帰郷
43 ピアニスト
44 アンカット・ダイヤモンド
45 パリ・テキサス
46 ワイルド・アット・ハート
47 ミスティックリバー
48 少女ムシェット
49 Shall We Dance?
50 MEMORIA
51 東京上空いらっしゃいませ

※同じ監督で1作品縛り

今観たいのは『エレニの帰郷』かなにかテオ・アンゲロプロス作品です。


あとがき

1年半前のリストから『トリとロキタ』『フランス』『瞳をとじて』を追加。
こういうのはなにか忘れてる気がするものですね。
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』は原題通り『マップス・トゥ・ザ・スターズ』の方がカッコいい、と何度も思い返します。

2位がゴダールなのが気恥ずかしいですが、最初に載せたボルヘス『続審問』の「コウルリッジの花」に興奮してしまい友達に布教していた頃(未だにしますが)『ゴダールの映画史』を観たので、これはもうゴダールが好きだと言って差し支えない経験だと、本心とは別の後ろ盾ができたと、自分を得心させて居直ってるんですね。

こういう、読んでないと・観てないとわからない話っていうのが好きじゃなく、どうしても素直に書けなかった。
暗号の楽しみでしょうか。秘密サークルの一員でも気取りやがってですよね。

この暗号への批判から着想して、「現代人の世界の全ては暗号(記号)化されるもの」と仮定した映画をつくろうと思ってます。
タイトルは『あり得ない記号』
1人でつくるけど企画書からつくるか。

追記 ある詩人、入れときたかった

いいなと思ったら応援しよう!