■酩酊と幻惑ロック 番外編 最終回
第1回「私のドゥーム入門 その1 【杉本】」
第2回「ドゥーム/ストーナー/スラッジ入門 : あえての変化球 【加藤】」
第3回「メタルな俺とパンクス友人の感性の違い【杉本】」
第4回「ドゥームと映画 【加藤】」
第5回「Panteraの元ネタはCandlemassなのか?―アングラメタルの血脈【杉本】」
第6回「Queens of the Stone Age 『Songs for the Deaf』の衝撃【加藤】」
第7回「ドゥーム四天王を選んでみた。からの『四天王を全部好きな人いない説』を検証してみた【杉本】」
酩酊と幻惑ロック番外編最終回はドゥーム/ストーナー/スラッジのアートワーク特集です。『酩酊と幻惑ロック』では本文が白黒だったため、伝えきれなかった魅力をここで一挙に紹介しようと思います。数名のイラストレーターやデザイナーと、頻出するモチーフ、スタイルごとにピックアップしてみました。
今回は主にビジュアルを楽しんでいただく内容ですので、コメントは基本無し。『酩酊と幻惑ロック』には掲載されていない作品も多数含まれているので、本書の補完的な役割も果たせるかもしれません。気になったアートワークの作品ををぜひチェック、再生してみてください。余談ですが、『酩酊と幻惑ロック』の表紙に使用したのはフランツ・フォン・シュトゥックの「サロメ(Salome)」(1906年)です。
1 Arik Roper
ドゥーム/ストーナー系の作品を手がけるイラストレーターとして真っ先に名前が上がる人物ではないでしょうか。昨年、画集『Vision of the Hawk: The Art of Arik Moonhawk Roper』が出版されました。
2 Malleus
3 Adam Burke
4 John Dyer Baizley(Baroness)
5 Samantha Muljat
6 Branca Studio
スペインのデザイン・スタジオ。Black SabbathやMotörhead、Foo Fightersなどのマーチャンダイズも手がけているので、ドゥーム/ストーナーに馴染みのない人でも見覚えがあるかもしれない。
7 SF、宇宙
8 悪魔崇拝、オカルト
9 ファンタジー
10 車、バイク
11 西洋絵画
ドゥーム・バンドはロマン主義、象徴主義がお好き?
12 動物
山羊を別にすれば象(とマンモス)、梟が多い印象。
13 レトロ・ピンナップ、グラビア風
一部は60年代風と言ったほうがいいのかしら。
14 特定の植物、喫煙具など
15 サイケデリック・アート
16 アウトサイダー風?
スラッジにはキレイなスラッジと汚いスラッジの2種類があるのですが、見てて不安になってくるようなジャケは大体汚いスラッジです(偏見)。
17 風景画/写真
18 バンドの写真
90~00年代のストーナー、ヴィンテージ系のバンドの作品に多い。
■加藤隆雅(かとう・たかまさ)
1988年生まれ。元・梵天レコード主宰。現在はAmigara Vaultというディストロをやっています。本書の編著者の杉本氏と「Tranqulized Magazine」というウェブジンも運営しています。
第1回「私のドゥーム入門 その1 【杉本】」
第2回「ドゥーム/ストーナー/スラッジ入門 : あえての変化球 【加藤】」
第3回「メタルな俺とパンクス友人の感性の違い【杉本】」
第4回「ドゥームと映画 【加藤】」
第5回「Panteraの元ネタはCandlemassなのか?―アングラメタルの血脈【杉本】」
第6回「Queens of the Stone Age 『Songs for the Deaf』の衝撃【加藤】」
第7回「ドゥーム四天王を選んでみた。からの『四天王を全部好きな人いない説』を検証してみた【杉本】」