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EC27/BE27[金融リテラシー/経済学]GDPギャップをどう推定しますか(2024/9/24updated)

◎要約
GDPギャップは、経済の供給力である潜在GDPと実際のGDPとの差になります。一国の需要と供給の差を示すと考えて良いです。GDPは、基本的に需要で決定されます。インフレギャップであると需要超過であり、経済成長が高まり易い一方、デフレギャップであると供給超過であり、経済成長が高まり難いと言えます。GDPギャップを推定することは、困難です。供給力を正確に計算できないためです。発表されている推計は、過去のトレンドを延長したものか、何らかの恣意性が入ったもので、信頼性を欠きます。

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2012年から学生向けに金融リテラシーを高める教育を行ってきました。そのコンテンツや教育方法が完成したことで、2021年から大人の金融リテラシーを高めるサポートを始めることしました。noteへの投稿がそのスタートです。