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旦那さんと別居婚5ヶ月の終止符に今思うこと。

Noteに記事を書いたこと対し、想像以上に多くの方から励みになるメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。

1 . 旦那さんが入国できない。別居婚5ヶ月目。

2 . 日本人配偶者の入国について

2020年の2月2日に、出国した主人が、やっと帰国しました。

帰国するまでに約5ヶ月の月日が経ってしまいました。

この約5ヶ月の間、私たち夫婦は先の見えない迷路の中にいたような感覚でした。 入国できる目処も立たず、ビザの申請も受けつけてももらえない。

来る日も来る日も感染者は増え続け、世界中の状況が日ごとに変わっていきました。

配偶者の入国に関し、政府からの明確な回答が出たのは、6月12日。

それまでの間、ずっと宙ぶらりんのまま浮いていた気分でした。

違う国にいるということが、ここまで絶望的に遠く感じたのは初めての感覚でした。

私たち以上に大変な人がたくさんいるという状況の中で、声を大にして、会えないんです。大変なんです! なんて言う気もなく、少しでも今ある状況を最大限に楽しめる努力をお互いに工夫しながら過ごしてきたように思います。

そんな中でも、誰にも伝わらない虚しさ、ただただ時間だけがすぎていく感覚。この先、どうなるんだろう、日本以外の移住地を考え始めた方がいいのか。などいろんな考えが頭を巡りました。

寒かった季節は、冬から春に、そして夏になりました。

桜が色づいていき、その花びらが散っていく様子、日が長くなる感覚や、季節の移り変わり、紫陽花。

一緒に感じたかったそれらを別々で過ごすことになった、歯がゆさを、私はこの先も忘れることができないかもしれません。

「運が悪かったね。」と一言で片付けられることかもしれないのに、私はこの経験に「抜根的な日本の考え方」を突きつけられた様な気がして、「自分の中の世界」の感覚と圧倒的な差を感じています。


例えば、日本では、外国人と写っている写真などを見せると「なに人?」と真っ先に聞かれることが多いのですが、英語にすると「Where are you from ?」と聞く、その言葉は、世界の多くの国からマナー違反として捉えられています。

どこからきたのか。単純な好奇心でのこの発言も、例えばアメリカのように人種がミックスしている国では、肌の色が黒くても、どんなに見た目がアジア人でも、その人はアメリカ人であるかもしれないからです。

私たちはあまりにも長い間、日本独自の文化を大事に、大切にしてきたあまり、世界の多くの国のスタンダードの国際的な常識を欠如しているのかもしれません。

足並みを揃えて右向け右をする教育を受けてきた私たち日本人にとって、異なる文化や、異なるものを受け入れるのにきっととても時間がかかってしまうのかもしれません。

外国人雇用の拡大、オリンピック、インバウンドの拡大など、日本は数年前とは比べ物にならないくらい、過去例を見ないほどに、世界を受け入れようとしています。

世界は、もうそこまで近づいてきているのに、「外国人」と捉える、頭の中は変わらない。

日本人は入国できて、外国人配偶者は入国できない。外の人だから。

私たちは、急激なスピードでの変化を求められています。

一緒に共存し、生きていくためには、日本人だから、外国人だからと対応を変えることはできません。

Black Lives Matter の動きがアメリカで大きな活動になっていますが、この話題は遠い国、アメリカでだけ起こっていることではありません。

身近なところにある、もしかしたら自分の胸の中にある、「違うものを受け入れらない」ハードルが、誰かの人生に障害を与えている可能性もあるかもしれません。

違うものを受け入れること、それは、肌の色、人種、国籍、全てにおいて、それを越えれた先には、もっと広く、壮大でワクワクする世界が広がっていると感じています。

今日少し、誰か自分とは違うその人の立場に立って、物事を考えることができたら、あなたの周りの誰かがまたその優しさを、反映して、世界はより素敵なものになるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

月曜日、週のスタートですが、素敵な1日をお過ごしください。





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Asa
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