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【イベントレポート】「多様な生き方」を実現するために今から心がけること
みなさん、こんにちは!
東京女子キャリア編集部です。
先日、LINE Fukuoka株式会社 Marketing Communication室 室長 松尾明美さんをお招きし、特別ウェビナーを開催しました!
テーマは『「多様な生き方」を実現するために今から心がけること』。
東京女子キャリアの会員様向けのウェビナーでしたが、多くの反響をいただきましたのでnoteでもレポートさせていただきたいと思います!
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▼松尾さんのプロフィール
LINE Fukuoka株式会社 Marketing Communication室 室長
Twitter:https://twitter.com/AkemiMatsuo2
Facebook:https://www.facebook.com/akemi.matsuo.37/
2005年大学卒業後、米国系総合ITソリューション企業に入社、中国にて勤務。
その後LINEグループ会社であるNAVER ChinaにてWeb関連新規事業に従事。
2008年帰国。同法人の日本・福岡拠点立ち上げを行い、HR・採用・PRなどの経営支援部門を統括。
2014年LINE Fukuoka入社、2019年1月より現職。
社会とLINEとの最良なコミュニケーションの設計実行を担当。
プライベートでは、2011年に三つ子を出産。夫はスペイン人。
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現在のお仕事について
現在、LINEの国内第二拠点であるLINE Fukuoka株式会社にてMarketing Communication室の室長を務める松尾さん。新卒で入社された外資系のPCメーカーでは、日本国内での新卒受け入れがなかったため中国での勤務をスタートされたそうです。
ーー中国での勤務はいかがでしたか?
いろんな意味で築き上げてきた価値観が0になってしまう体験でした。
英語は話せましたが、当初中国語は全く話せなくて。もちろん社内では英語でコミュニケーションが取れたのですが、現地に住む一般の方に英語は全く通じませんでした。世界共通語だと思い学んできたものの、無力さを痛感しました。笑
世界各国から集まったメンバーとともに仕事をしていたのですが、性別・年齢関係なくみんながフラットだったので、固定概念にとらわれない、良い形で社会人生活のスタートが切れたのではないかと思っています。
ーーLINE Fukuokaではたらくことになったきっかけを教えてください。
LINEのグループ会社であるNAVER Chinaが新規で日本向けのWebサービスを立ち上げると聞いて、仕事内容に興味があったので転職しました。
2018年、中国生活も3年を越え、日本に帰国することにしました。
その際、日本法人の立ち上げの話があり、自ら手を上げ携わることになりました。これが現在のLINE Fukuokaの前身の会社となります。
LINE Fukuokaが大切にする「WOW」という価値基準
LINE Fukuokaの価値基準である「WOW」についてもご説明いただきました。WOWを提供し続けるために、社内・社外向け、短期・中長期的に様々な取り組みをされてます。
その中でも特に印象に残ったのが、何か新しいことをする際に「それはWOWなんだっけ?」と常に問い続けている点です。さらに、LINEの「福岡支店」ではなく、「第二拠点」として意志を持ち、福岡ならではの施策に取り組んでいる点に共感したメンバーから「LINE Fukuokaのファンになりました!」などのコメントが多く寄せられました。
原体験を通じて感じた「人に任せること」の大切さ
現在三つ子のお母さんという顔も持つ松尾さん。後半では、プライベートな部分にも触れながらお話をお伺いしました。
ーー子育てと仕事の両立は大変ではないですか?
大変ですよ!笑
子育て中のみなさん、全員大変だと思います。
その中で大切にしているのは「自分でなくてもやれることは、自分でやらない」ということ。これは仕事でもプライベートでも共通して言えることです。
ーー松尾さんは昔からそういった考えをお持ちだったんですか?
いえいえ、昔は全然そんなことなくて。「なんでもやりたい!」「自分でなんでもやらなくちゃ!」と思っていたタイプでした。でも、それではダメだと気付いたのは、三つ子の妊娠がきっかけでした。
妊娠が分かった2011年は、東日本大震災が発生した年。妊娠初期に震災が発生し、東京の主要役員とその家族100名以上が急遽福岡に来ることになって、陣頭指揮を取らないといけないことになったんです。航空券やホテルの手配、細かい調整までやることだらけなのに、身体もしんどい…そんなとき周りのメンバーが支えてくれました。
仕事を任せることで、今まで見えていなかったスキルで活躍してくれるメンバーも出てきて、「任せることで動いていくことがたくさんあるんだ!」と体感することができました。
もちろん当時はそうするしかなかったのですが、「人に任せることの大切さ」に気付けたのはこのときの経験が大きかったと思います。
ーー当時の原体験があったからこそ、メリハリを持ってはたらくことができるようになったのですね。一緒にはたらくメンバーのモチベーションを上げるために意識されていることはありますか?
まず最初にメンバーの「やりたいこと」を理解することを大切にしています。そして、「やりたいことをやれているか?」を問い続けていくということですね。
業務的なリードはもちろんですが、「気持ち良くはたらいて欲しい」「意味のある時間を過ごして欲しい」という想いを強く持っています。
その中でも、1on1などを通して、個々としっかりとコミュニケーションを取ることで、双方が「腹落ちした状態を作る」ことは意識しています。
一人一人が大切な時間を「LINE Fukuokaではたらく」ということに費やしてくれているので、メンバーが入社時に思い描いていた「やりたいこと」を任せる、その成果をしっかりと会社・事業の成長につなげていく義務は、リーダーにあると思っています。
ーー素晴らしいですね。東京女子キャリアのメンバーからも「松尾さんのような上司に出会いたかった」というコメントをいただいております!LINE Fukuokaでは、他部署の取り組みなども見られるようになっているんですよね。
ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。
社内では、Web上で他部署が進めているプロジェクトや、その目標達成度合いや、企画途中のディスカッションメモなども見られるようになっています。新しいことを始める際に、キーワード検索をして関わってくれる部署を探すこともあるんですよ。
会社全体で何をやっているか?が見えやすく透明性が高いのも、会社の社風の1つですね。
ーーここまでのお話も、すごく勉強になりました。重複する部分もあるかもしれませんが、松尾さんの中で「はたらくうえで大切にしていること」を2つ教えてください。
まず1つ目が自分を管理するということ。自分の強みや弱みを理解し、やりたいこと・やりたくないことを知ったうえで、家族や会社の人、友人など自分と関係のある人たちに伝えるようにしています。そうすることで、自分の時間を大切にし、成長を続けることができると思うんです。
もう1つが、社会を知るということですね。社会の構造をグローバルな視点で理解し、良いと言われているものやことを、体験してみること。そして、世の中の「当たり前」を疑うことを常に意識しています。
これからのビジョン
「やりたいことがたくさんあるんです!」という松尾さん。今後の実現したいことを、今回は1つに絞って教えていただきました。
ーー松尾さんの今後のビジョンを教えてください。
私に多くの経験を提供してくれるLINE Fukuokaという会社の価値をもっと広く伝え、そしてさらに価値を高めていきたいです。
地方分散も進んでいますが、まだあらゆる可能性は東京に集中しているという印象が強いと思います。
私たちは、「首都圏から一定距離をおいた地方拠点」という、弱みになりうる点を逆に強みとし、様々なことに挑戦しています。LINE Fukuokaを通じて「地方からでも世界にインパクトを与えられる」ということを示していきたいです。
昨年「福岡で最も働きたい企業」で1位を獲得できました。次は、アジアNO.1を目指しています。そこに向けて、国内だけではなく、アジア圏での認知獲得、メディア等での露出を多くしていきたいと考えています。
日本国外の方からも「LINE Fukuokaって熱い会社だよね」と言われるようになるのが目標です。
多様な生き方を実現するために
今回のウェビナーを通して「松尾さんのファンになりました!」という声が多く聞かれたのが印象的でした。現在はたらき方を模索しているというメンバーに対しても「わたしも模索期間がたくさんありましたが、今は楽しいな!嬉しいな!と思うことを一つ一つ答え合わせしながら生きています」というコメントもいただき、メンバーの心に響いたようでした。
たくさんの経験から、自分のはたらき方を見つけてこられた松尾さん。その言葉からは、たくさんの勇気とパワーをいただけました。
わたしたちも焦ることなく、まずは自分のやりたいことに素直になって、前向きに進んでいきたいと思います!松尾さん、本当にありがとうございました!
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