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【国際結婚】外国人と結婚するなら貴方が稼げ!

私、彼のこと本当に好きなんです。
でも、真剣に将来の事考えたらどうなっちゃうのかなって思って…

彼はまだ大学生なんですけど、2年も日本に留学してるのに日本語はさっぱり覚えないし…

どうしたら良いんでしょう…

「どうしようもないね。貴方が稼ぐしかないよ」

なんて言えないんだよなぁ...

真剣な国際恋愛で悩んでると言われ...

実は連休中にこんな話をすることになったのは、妻の友人の友人に国際恋愛で悩んでいる人がいるから相談に乗ってくれと妻に頼まれたからです。

その人はラテン系と付き合ってるんですが、その関係に未来が見えなくて困っているというんです。

で、先ほどのように私が相談されたってわけなんですね。

大好きな彼、されど稼ぐ力なし

その彼氏の話をすると、出会ったのは大学在学中。彼は珍しく日本の大学に正規入学してきた学生なので、既に2年間も日本に滞在しています。

しかし、問題は2年間経っても日本語が上手くならないことです。

なぜなら大学では英語で授業を受けれてしまい、彼女との会話も英語を使っているから。友人にも日本人は多くないので生活のほとんどを英語で済ましてしまっているのです。

結果的に今でも言える言葉は

「かわいいね」

「元気ですか?」

だけ。

とても日本で仕事を見つけらなさそうです。

まぁ、とはいえね。
実はITエンジニアとかであれば英語だけで
しっかり稼げる人もいるよ。
彼氏さん専攻は理系だったりしない?
なんらかのエンジニアなら見込みあるよ!

数秒間、沈黙が続いて「えーっと...文系です。なんか専門技術が身につく学問じゃないです」と答える彼女。

あちゃー...
いや、それはさぁ...

現状稼ぐ力無いわ...

愛する彼はあなたを養えるか

断言します。

日本語も出来ない文系の南米人が日本で就職して金を稼ぐことは難しいです。

ましてや日本人の妻と子供を作り、家族を支えられるだけの十分な賃金を稼げるか聞かれれば、

それはほぼ不可能です。

その現実は統計が示しています。

例えば、この外国人の就職状況についてアンケートをまとめたサイトによると、

年収300万円を超える外国人は約20%です。

年収300万円のリアルを理解するために、手取りで換算すると月収20万円です。月20万で夫婦二人が暮らしたら完全に貧困家庭です。そのため日本人の奥さん側もほぼ共働きで働き続ける必要があることがわかってきます。

なぜなら子供を2人育てるために必要な最低世帯年収は600万円と言われているからです。

それでもカッツカツ。

ですから300万円で暮らしたらまごうことなき貧困家庭です。

もうこうなったら、むしろですよ?
日本人の奥さんの方が日本で稼ぐ方が効率的じゃないですか?

そのため、例えばもし妊娠しても出産ギリギリまで働き続ける方が良いでしょう。

自分で子育てしたくても自分は休まずに旦那に子供を任せて職場復帰することになります。なぜなら、あなたが稼いだほうが家計は安定しやすいからです。

もし、学歴が低かったり、国家資格持ちとかでなければ勉強してください。そして稼いでください。稼がなきゃ餓えます。

残酷な話ですが、外国人の男性と結婚するということはどこかで「この人を私が養わないといけないんだわ!」と覚悟する必要があるということなのです。

そんな、バカな…

と思うかもしれませんね。未だに男女間の賃金格差が歴然とある日本で、女性が大黒柱になることは簡単ではありません。

でもやるしかないんです。

だって外国人が仕事を得ることは日本人のあなたと比べて更に難しいですから。

実際に外国人の旦那さんが低年収どころか、仕事を諦めてヒモになってるケースだって多いですよ?働いてくれるだけマシじゃないですか!

お義父さんと二人暮らしのヒモ

例えば、私が一番最初に思い出すヒモといえば知り合いのイタリア人です。

彼は看護師の奥さんに働いてもらって、自分は家事をして暮らしています。

心の優しい専業主夫です。

彼の場合、日本語を学ぶ能力に関しては天賦の才があったのですが、いかんせん働く能力がありませんでした。

就職するところが全てブラックか、「ガチで麻薬をウェイターが売ってるフレンチレストラン」という特大クジを引き当て、無事仕事恐怖症になりました。

ということで、彼は奥さんの実家に住んでいます。奥さんが遅番のために夕方から仕事に出かけると、彼は料理を作ってお義父さんと食べて寝る生活をしているらしいです。

「まぁ、好きで結婚したから私の責任だよ。それに家事もやってくれるし」

奥さんが一度私にそう話してくれましたが強キャラっぷりが半端なかったです。


「というわけなんだけど、あなたの結婚観はどうなのかな?彼を養う覚悟ある?」

私はそのヒモのカップルの話を彼女に伝えて、自分も最悪、夫をヒモにする覚悟はあるかどうか聞いてみました。

彼女は数秒押し黙った後、静かに答えました。

「わかんないです…」

「まぁ、そうだよね。正直な話、結婚したら体も痛いし、子供といっしょに居たいしって考えるなら働く能力がない男性と結婚しちゃダメだよ?それで離婚してシングルマザーになるケースなんて本当にいくらでもあるんだからさ。

ちなみに彼は将来についてなんて言ってるの?」

「わからないんです…彼、大学の友達はなんか卒業後日本で就職してるから問題ないよ。って言ってて。私もそうなのかなぁって思っちゃってたんです。」

「う~ん、でもさ君も社会人だからわかるよね?日本の企業って就活生は大学生の間に雇うって決めちゃうじゃん?すると、日本企業で雇ってくれるのは中小企業になる傾向があると思うんだ。実際、彼の友人たちはどんなところで働いてるの?」

「え…聞いたことないです」

「ほら、ただ英語教師として月収16万円で働いてるとしても、『働いてる』ことにはなるでしょう?彼は実際に日本で働いている人たちの仕事の内容や稼ぎの額については知ってるのかな?そもそも結婚して、家族を作るとしたらいくら稼がなきゃいけないか知ってて、それに合わせたキャリアプランは持ってるのかな?」

「うぅうぅうう… うわーん!ないです!絶対彼そんなの持ってない!何も考えてないですぅ!」

外国人と結婚するならあなたが養わないと

ハッキリ言います。外国人と結婚するなら現地人側のあなたが養うつもりじゃないとダメです。外国人側の稼ぎを期待して将来設計したら簡単に計画崩壊します

だってそれくらい社会的に弱い立場なんですもん。

そう、外国人は社会的弱者なんです。
そもそもビザによる職業制限のために自由に働くことも出来なかったり、言語が違うから能力を発揮できない、つまり「ハンデを負った方々」ってことになるんです。

テレビでは「外国人だから活躍できる場所を見つけた外国人」を紹介しますが、実際は「外国人だから役に立たない」ってシチュエーションの方が圧倒的に多いんですよ?

疑うなら、群馬や三重の工場で昼夜働かされた上で、コロナで派遣切りされた日系人達にぜひ話を聞いてみてください。

だから、ハンデがない現地人であるあなたが彼の代わりに稼ぐしかないんです。

日本で国際結婚をする以上、外国人の彼に頼っちゃダメなんですよ…

だからもう一度聞きますけど、あなたは彼を養えますか?あなたが疲れるまで働いて彼が待ってる家に帰った時、幸せだと感じますか?それで幸せなら結婚してもいいと思うんです。

そう、伝えると彼女は大粒の涙を流しながらタリーズのテーブルに突っ伏しました。

「そんなの無理ですぅう。そんな覚悟ないぃ!」

うん、わかるよ...

ちなみに、彼の母国に行く案は…

結局号泣する彼女のためにティッシュを買ってあげてました。なんと後味の悪いお盆でしょう。

でも、そんな簡単に提示できる解決策や救いなど国際結婚にはないのです。

社会的な弱者である移民がリアリストであることを辞めて、リスクをに対応しなくなったらその瞬間取って食われておしまいです。

とはいえ、私もあまりにも後味が悪いので、それならいっそのこと彼の母国に移住すればいいじゃないかと伝えてみました。実家のある街を聞いてみますと…

いやぁ、ゴリゴリ麻薬マフィアが闊歩して、月に何人か道路に吊るされてる地域で。南はありませんか。南米某国でトップ5に入る殺人率を誇る街で日本人が正気でいられるわけがありません。

リアルに映画「カルテル・ランド」みたいなとこですよ?

よりにもよってそこかよ。君にはそこで生きていくのはおそらく無理だ…

こうやって淡い20代前半の恋って弾けていくのかなぁなんて思ったわけでございます。

ひぇ酷い話。

ちなみに皆さんの経験はいかがですか?

現在進行系で逆境をはねのけて夫婦を続けてるよ!みたいな話があればぜひコメントしていただきたいです。逆でも大歓迎です。

こんな移民のリアルなドロドロ事情が興味あればぜひアカウントをフォローして次の記事も楽しみにしてくださいね。それでは。

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