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「留学したら就活楽勝だね!」って嘘やぞ。めっちゃ落ちるぞ?

20代の社会人経験で学んだ一番大事なことをお伝えします。

それは、「人って恐ろしい程テキトーに耳ざわりの良いことを言う」ってことです。

学生とかだと頭では理解していても、経験で痛い目を見ていないのでコロッと騙されます。

とは言っても私も騙されてきました。
なので恥じ入る必要はありません。
なんでも知ってそうなおっさんも昔はきっと騙されて泣いた経験があるんですよ。

でも、皆さんが私と同じように痛い目を見て無駄な失敗をする必要はないじゃありませんか。

ということで、今日は私が20代時期一番「騙された!」と思った、耳ざわりの良い嘘について厳選してお伝えしていこうと思います。

それは「留学したら就活楽勝じゃん!」という言葉です。

「留学経験あるの!?就活余裕じゃん!」

嘘です。

私は海外系のブログを運営しています。
そのため読者の中には留学に興味のある若手の人もいるでしょう。

そして、留学したいとか口にしたら、
「え~就職楽勝じゃん!」とか
無責任な褒め言葉をいただいた人もいるはずです。

【蛇足】
ここ最近急激に20代前半の人が読んでくれる事が増えている気がします。(メインは海外生活が長い歴戦の傭兵みたいな人が多いですが…)

ンなわけないのです。

というか私自身が企業で一次面接をやったこともあります。
実際人事に、

「彼は海外留学の話ばかりするんですが、中身がないんです。ありゃだめですわ」

みたいなこと言っていた立場でした。
だから、この発言はもはや面接官としての経験から来ています。。

なぜ意味がないのかしっかり分析して考えてみましょう。

海外留学は採用に必須の経験じゃない

考えて見てください。
海外留学の経験って働くために必須の経験ですか?

ちゃいますよね?
海外留学してないとこの仕事は任せられないってものは
この世に一つもないんです。

例えば、

  • 病院が医者を募集します→学生)医師免許あります!

  • 弁護士事務所が弁護士募集します→学生)免許あり!

「まぁそりゃそうやろ」と思いますよね。
経験、資格があるということだけである程度相手を黙らせられるのってこういう資格くらいだとおもいます。

それに対して海外留学は学生にとっては自慢できる冒険ですが、10も20も年上の社会人にとっては別に医師資格ほど大した話ではありません。

「うん、で?」

これが本音。
結局、海外留学で学んだことを丁寧に表現して欲しいんですよね。

しかし、このニーズを体系的に理解している学生は本当に少ないのです。

海外留学の経験で社会人としても役立つ経験は作れる

海外留学したからというだけで企業があなたを評価することはないよ、
と言いましたが評価しないとは言ってません。

海外留学でこんな経験をしたよ。

だから社会人としてもこんな能力があると思うよ

ここまで説明してくれたらわかるわけです。

図面にするとこんな感じ。

実際に留学経験を就活で活かすなら…

例えば、海外留学中に4人であるプロジェクトをしないと単位が取れない授業があったとしましょう。

そこであなたはチームを集めるためにそれぞれのメンバーに合ったメリットを説明して説得し、異文化ですれ違う意見をまとめて、発表まで成功させた...としましょう。

そしたら、その経験をここまで整理して欲しいんです。

企業に入っても、毎年の目標のためにチームと結束する必要があると思います。それぞれの部署ごとに目指しているゴールも違うと思いますが、そこで相手の部署に合ったメリットを訴求して、チームを結束させる能力があると思います。

ここまで、自分が得た具体的な経験を抽象的な概念に昇華して、私の職場で使えそうな具体例に変換してくれたら評価できます。

というか、「頭いい学生だな」と思うわけです。

学生は無価値な少年兵であると理解しましょう

ちなみに、こんな話をすると

「そ、そこまで企業側に寄り添ってやらないといけないの⁉︎自分を曲げて⁉︎」

って思う学生諸君もいると思います。

わかる、わかる。社会で全うに評価されるのって辛いよね。
僕もそうでした。

ただし、はっきり言いましょう。

学生は労働経験のない無価値な存在です。

卵から生まれてレベル1のピチューみたいなものです。
そこに企業は「がくしゅうそうち」を持たせて、
わざわざパーティに入れて育てるって言ってるんですよ?

にも関わらず、そんなクッソ生意気なムーブをかますと過去の私のように片っ端から大手を落とされて、中堅IT企業で叩き上げになるしかなくなりますよ?

叩き上げってかっこよく聞こえますが、結果大手に転職できたのは10人の同期の中で2人だけ。あとは微妙な会社に転職してもう評価してもらえにくい30代に突入してます。

それでも、自分のプライドの方が大事だって、過去の私みたいに突っ張るならそれもそれでいいと思います。

経験者なんですか?って聞いてみましょう

ここは就活ブログではないので、これ以上の就活に関するお話は「Fラン大学就職チャンネル」さんにでもまかしておきましょう。

香ばしすぎる動画ばっかりですが、作者は本気で就活支援をするつもりで作ってるので、就活の教科書を買うぐらいならこれを見たほうが良いです。

さて、本題。

そもそもの勘違いの始まりは、
「留学してるなら就活楽勝じゃん」みたいな適当なこと抜かした人です。

まぁバカだった大学生の時の私も、ちぃかわみたいにそれを聞いて喜んでました。

愚かだったあの頃の私

でも今なら思うんですよね。
あれはバカだったと。

だってソースを確認してなかったんですもん。

こう、うまいこと言って、本当に留学経験しただけで就職がうまく行った人を知っているかどうか確認しておくべきでした。

例えば、

え〜そうなんですか〜?
ありがとうございます😊!
ちなみに社会人経験はないので詳しくないんですけど、留学して就職が楽勝だった人とか実際にいたんですか?

って、聞いてみてください。

それで相手が、「あーなんか知り合いがそうだった」とか適当なこと抜かしたらそれはリップサービス、何の確証もないただのお世辞だと思います。

相手に見せる必要はありません。
でも心にひろゆきを飼いましょう。
心のひろゆきに呟かせましょう。

目の前であなたが気持ち良くなってればそれでいい。

でも、何でそんな中途半端なお世辞なんか使うんだよ!間に受けちゃっただろ!?何だよぉおお!

みたいに思いますよね。

うんうん、わかるわかる。

でも、世の中の人って貴方が思う以上に、貴方のことをどうでもいいと思ってるんですよ。

マジであなたがそれで就活をしくじって、ベンチャー企業とは名ばかりのどブラック企業に入って、ストレスで統合失調症になっても、

どうでもいいと思ってます

だからお世辞を言うんです。

その場では雰囲気が和むし、みんなニコニコ。誰も傷つかない。恨みを買わない。

最高じゃないですか。
結局、みんな他人がどうなろうと最後は知ったこっちゃないのです。

ちょっと痛い目見たらこの記事を思い出せ

ということで、本日の記事でした。

ただし、本日の記事をまだ騙された経験がない人が見てもピンとこないと思います。

やらかした!騙された!と経験した時、この記事を思い出してください。次に騙されないようにすればいいんです。

就活をしくじった?大丈夫。まだ転職って選択肢はあるんだから。

でも転職でも騙してくる奴はいるし、不動産屋は「正直不動産」以外詐欺師みたいなもんだし、生命保険会社はあなたの幸せな人生なんて全く考えてません。

だから騙される可能性のあるシチュエーションはまだまだあるんです。その時に騙されないように学べばいいんですよ。

...

あー、これもリップサービスですよ?

さっきも言いましたよね?就職した会社が本物のどブラックだったら精神壊される可能性があるって。

人生の若いうちは余程の大きなミスをしない限り、どうにかなりますがでっかいミスしたら一発退場がないわけじゃありません。

もし、まだ失敗してない人が居て、これを読んで失敗しないように学べるならそれが一番ですかね?

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