【Dexインタビュー🎤】 ビジョンアートワークショップ・デザイナー Ayako
こんにちは!オフィスアートや外壁アートを手掛けるTokyoDexです。この度、Noteでも発信させて頂くことにしました。記念すべき最初の記事は、社員インタビューです。
Indeed株式会社や、三菱UFJキャピタル株式会社などのプロジェクトをマネージしながら、TokyoDexの「ビジョンアートワークショップ」のデザインを担うAyakoさん。TokyoDexへの参加経緯や、開発するワークショップの魅力について聞いてみました!
1. デザインを勉強し、TokyoDexへ
ー Ayakoさん、今日はよろしくお願いします!自己紹介と、TokyoDexに参加した経緯を簡単に教えてください。
はい、Ayakoと申します。TokyoDexではプロジェクトマネジメントと、ワークショップのデザインを担当しています。昔からアートが好きで、一度社会人経験を積んだ後に学校に通ってデザインを学びました。学ぶ中で、アーティストや制作を支える立場からアートに関わりたいと思い、ご縁があり2018年にTokyoDexに入社しました。
▼「KDDI総合研究所」ワークショップで説明をする様子(2021年4月)
▼ 「Ted × Youth @Tokyo」学生向けのワークショップで説明をする様子(2019年9月)
2. 社員の想いをアートに昇華する「ビジョンアートワークショップ」
ー Ayakoさんが開発している「ビジョンアートワークショップ」は、どのようなサービスなのでしょうか?
まずクライアント企業のビジョンや、大切にしたいことを社員の方々に話し合ってもらい、その内容をスケッチに表してもらいます。そしてそれを元に、アーティストがアートを制作するというサービスです。
アウトプットとしてはウォールアートがメインですが、デジタルデータでの作品制作も可能です。デジタルでの作品の場合、zoomの背景画像やキャンバス印刷をしたり、またクリアファイルやマグカップなどのオリジナルグッズを制作したりすることができます。また、そのワークショップから制作までの一連の様子を、映像に収めてお渡しすることもできます。
▼ 「EY Japan(大阪オフィス)」ワークショップの内容を反映したウォールアート(2020年3月、アーティスト:MIZPAM)
▼ 「株式会社デンソー」オンラインでワークショップを行い、クリアファイルを作成(2021年4月、アーティスト:宇都宮涼子)
3. 2015年から試行錯誤を重ね、「ビジョンアートワークショップ」に
ー ワークショップを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
今までのアート制作は、クライアントから要望をヒアリングして、それを元にアーティストの方から提案するというプロセスでした。しかし、アートを制作する前にお客さん側からのインプットを入れてみたらどうなるだろうと思い、「アートに社員さんのアイディアを取り入れよう!」となったことがきっかけで、2015年から取り組んでいます。その頃はまだ「ビジョンアートワークショップ」という名前ではなかったですが。
▼ 「岩手県・大船渡市のコワーキングスペース」大船渡高校美術部員とワークショップを行い、大船渡からイメージしたキーワード・イラストからウォールアートを制作(2015年、アーティスト:WHOLE9)
ー 2015年から取り組んでいたのですね!今はAyakoさんがメインでワークショップの開発や進行をしていると思いますが、行う上で気をつけている点はありますか?
参加して頂いた方に「とにかく楽しんでもらうこと!」を一番意識しています。やはり、楽しい雰囲気の方が意見は出しやすいと思うので、上司と部下など関係なくお互いの意見を尊重して「多様性って面白いよね」と感じていただけるよう心がけています。
また、アートの良いところは、アート自体に答えがなく多様な解釈ができるところだと思うので、その良いところを活かせるような内容にしています。
ー 具体的にどのような工夫をしているのでしょうか?
皆が意見を言いやすいようにするために、「ストーリー作り」を工夫するようにしています。例えば、序盤にはアートエクササイズといって、簡単なコラージュ作りや、絵を見て感想を言い合うといったワークを行います。これを行うことで、「人と意見が違うことは当たり前だ」と最初に認識してもらいやすくしています。このエクササイズをやるのとやらないのとでは、後半での意見の良いやすさは、かなり違うと思います。
また、話合いのテーマを決める時も、それがアートに反映させやすいようにするにはどうしたらいいのか、そしてその流れはスムーズなのか、という点に気をつけてワークショップを考えるようにしています。
▼ 「NTTコミュニケーションズ」アートエクササイズの様子(2021年4月)
4. 対内・対外的なシンボルとなるアート作品
ー 今までパーソルキャリア、デンソー、EY Japan、KDDI総合研究所、フロンティアコンサルティング、NTTコミュニケーションズ、東放学園専門学校、丸善雄松堂などとワークショップをしてきたと思いますが、どのような要望があってお声がけ頂いていますか?
パーソルキャリア様は、ちょうど新しいミッションを立てられて、それを浸透させる一環としてワークショップを行いたいとのことでした。また、皆が集まるエリアにアートを入れることで自社のブランドやアイデンティティを目に見える形で残したいと仰っていました。
デンソー様は、今後の長期プランを考えていく中でチームワークを強め、かつビジュアルとして残したいという思いがありました。新入社員も入るタイミングだったので、お互いの考え方を共有できるビジョンアートワークショップはぴったりだったのではないかと思います。
EY Japan様は、新しくオフィスをリニューアルする中で、チームビルディングといった対内的なものだけでなく、対外的にも、自分たちが目指すものを示す手段として利用したいと仰っていました。そこで、ワークショップで自社のビジョンを話し合い、その内容を反映したビジョンウォールを、カフェテリアの大きな目立つエリアに描くことで、自分たちのアイデンティを示すことにされました。
▼ 「パーソルキャリア株式会社」説明をする様子(2019年12月)
▼「KDDI総合研究所」アイディア出しの様子(2021年6月)
5. 皆で考えたことがアートになる喜び (参加者感想)
ー ワークショップに参加されたクライアントからは、どのような感想がありましたか?
ワークショップ後に簡単なアンケートを頂いてるのですが、「色んな人と話をしてものをつくって、その結果が壁になって出てくるのは、考えるだけでもワクワクする」という感想を頂いたときは、本望でした。最初は乗り気でない方がいても、ワークショップ後には笑顔で「壁画が楽しみです」と言って頂けた時は嬉しかったです。また、「今まで言葉で理解していたものを改めて絵で捉え直すことで、考えを深めることができた」という感想も印象的でした。
アーティストにもワークショップに参加して頂いていますが、「自分には考えつかないアイディアやモチーフが出てきて面白かった」や「クライアントのビジョンや想いをより理解し、アートに取り入れることが出来た」と言って頂けました。アーティストにも楽しんで参加してもらうことで、お客さまにより良い作品をご提供できると思っています。
▼ 「東放学園専門学校」ワークショップに参加したアーティストの自己紹介の様子(2018年10月、アーティスト:Keeenue)
▼ 「EY Japan(大阪オフィス) 」アーティストにもワークショップに参加してもらっている様子(2020年3月、アーティスト:MIZPAM)
ー 実際に完成した絵に対して、今までどのような感想がありましたか?
EY Japanのご参加者様からは、「ワークショップの後から、上司や後輩とコミュニケーションするのがすごくスムーズになった」や、「花の絵や植物を描いたけど、実際に壁にひまわりが沢山咲いていて嬉しい」と言って頂けました。
また、「楽しい絵を見て、改めて自分たちのファームがどういうところなんだっけと振り返る場所になる」や、「単なる芸術ではなくて、気持ちを表すことが出来るということに感銘を受けた」などの感想を頂きました。
個人的にも、完成した絵が格好良くオフィスにもピッタリ合っていると、嬉しい気持ちになります。
▼ 「EY Japan株式会社」のウォールアートには、ワークショップに参加頂いた社員の顔イラストも(2018年11月、アーティスト:Mariya Suzuki)
6. 現場を沢山経験してきたからこそ、発揮されるTokyoDexの強み
ー ワークショップにおける、TokyoDexならではの強みはありますか?
他のどこよりも、ウォールアートの実績が多いという点は強みだと思います。小規模な案件から複数面を手がける大きな案件まで多種多様なプロジェクトを経験し、現場で多くのアーティストさんと会話をしてきました。だからこそ、ワークショップのテーマ設定からアートの竣工までスムーズに行い、さらにはぴったりのアーティストやアートのご提案ができると思っています。
あとは、そもそもチーム全員がアート好きで何かしら作ったりしてきた経験があり、アーティストの気持ちに寄り添えるというところかなと思います。
▼ 柏原晋平さんを筆頭に、アーティスト達がなんと、有志でTokyoDex動画を作ってくれました…!
7. 将来は、お客様が直接アート作りに関わるワークショップに
ー 今後、取り組みたいことはありますか?
お客様自身も直接作品作りに携われるようなワークショップを開発中で、近々お客さまにも提案させて頂きたいなと思っています。また、本来なら捨てられてしまう廃材を活用する方法も考えています。
いずれにせよ、絵が苦手な方も楽しめるワークショップにしたいなと思っています。代表ローゼンもよく言っていますが、「みんなの中にアーティストが宿っている」と思うので、絵の上手い下手は関係なく、伝えたい気持ちや、表現する楽しさを大切にしたいです。
▼ 終始、笑顔でインタビューに応じてくれたAyakoさん
最後までお読み頂き、ありがとうございました!下記に過去のプロジェクトの詳細があるので、よければご覧ください。
■ TokyoDexの他のプロジェクトはこちら(ホームページ)
■ TokyoDexでは、ワークショップやアート制作の様子を、プロモーションなど用に動画にまとめることができます。TokyoDexが制作した、その他の動画はこちら(Youtube)
▼ 例:「NTTコミュニケーションズ」(2021年4月)
▼ 例:「パーソルキャリア株式会社」(2019年12月)
▼ 例:「EY Japan」(2019年11月)
▼ 例:「東放学園専門学校」(2018年10月)
▼ 例:「フロンティアコンサルティング株式会社」(2021年2月)
▼ 例:「大船渡市テレワークセンター(岩手県)」(2015年9月)