ブラオケ的ゲーム音楽名曲名盤紹介〜玉響の記憶〜 #6『ポケットモンスター』
世間は12月に入り、いよいよ寒さも増して冬が到来しているが皆さんはどのように過ごされているだろうか。
12月、といえば年末もしかり、子供のいる家ではそろそろクリスマスのプレゼントを探り始める時期ではないだろうか。
筆者は、小学生のころ、DSをサンタさんにねだったところ、なぜか百人一首と裁縫セットをもらって、憮然としながら百人一首の坊主だけあつめたり、トランプ・タワーをつくったりしていたことがあった。(百人一首のやり方を知らなかったため)
いまはDSではなくSwitchだが、ゲームはいつの時代もクリスマスのプレゼントに人気だろう。
特にポケモン、といえばその中でも特に世代を越えて人気である。
今回は、そのポケモンの現時点の音楽事情を少し共有させていただければと思う。
1:コロナ禍あけ、コンサート開始
コロナ禍のあけた、2023年8月、ポケモンはNHK交響楽団とコラボし、夏のポケモンコンサートをとりおこなった。
このコンサートは同時配信され、チケットに当たらなかった人も、また今聞きたい人も以下から聞くことができる
昔、電子音で聞いていた音が、コンサートでより華やかになっており、懐かしみながらも、クラシックとしても楽しむことができる。
また、ポケモンは今現在発売されている「ポケットモンスター スカーレット、バイオレット」にて、いよいよポケモンの数が1000体を越えた。
それに対する記念動画が以下の動画である。
この動画をみて、「なんだか聞いたことのあるフレーズが入ってる」と思った人もいるのではないか。
このような、「かつては子供だった」大人たちにも、刺さる形で現在ポケモンは音楽の面でのコラボも広げている。
2:ポケモンに焦点を当てた曲
先ほどポケットモンスターのゲーム内でのポケモンの種類が1000体を越えたと記載した。皆それぞれ、個性もタイプも、もちろん特性も、見た目もちがう特徴的なポケモンたちである。
小さいころ、あるいはいまもポケットモンスターをやった人であれば、思い入れのあるポケモンがいるかもしれない。
少々ニッチであるが、そんなポケモン一種類にひかりを当てた曲が以下のようにでている。
コイキングの曲等については、正直なところ、筆者が初めてこの歌を聞いたときは、あまりのシュールさにおもわずメタモンと同じかおになっしまったが、このポケモンたちが好きな人にとっては、おもわぬ公式からの供給となっているかもしれない。
3:コラボレーション
最近は、アニメやゲームにおいても有名アーティストとのコラボレーションもおおくなっている。
BUMP OF CHICKENのこの曲、「アカシア」は、ポケモンの用語を使ってないにまかかわらず、動画と歌詞の両方をみると確かにポケモンのことをいっている特徴的なコラボレーションである。
また、最近では、ストーリーと歌を結びつけることに長けているYOASOBIと、ポケモンにて、こんな歌も発表されている。
ストーリーも含まれているため、ややネタバレ注意となるが、スカーレット、バイオレットをプレイしている人達からすれば、「これはあの場面かぁ」と思わずおもってしまう場面が多数あり、一方で普段はプレイヤーとして動かしている主人公が、動画では一人のキャラクターとして動いており、こんなこともあるのか、とみたことない部分をみることができるのも魅力の一つかもしれない。
また現在、現在進行中にて、ポケモン×初音ミクのプロジェクトが進んでいる。
現在は五曲がでているが、どれも、作曲者の個性が強くでている作品となっている。
個人的にその五曲の中でも、筆者が好きな一曲を紹介する。
上記の曲は、ピノキオピーの「ポケットのモンスター」であるが、おもわず幼い頃にひたすら無邪気に遊んでいたゲームの雰囲気を感じとることができる、すこししんみりとした穏やかな曲である。
以上、ポケモンの音楽について、短くまとめてみたが、「弾いてみた」や、「歌ってみた」もいれると、上記以外でもきりがないのがポケットモンスター、縮めてポケモンの魅力でもあるだろう。
ポケモンを小学生の頃やっていて、そういえば、という方も久しぶりに聞いてみると、思わぬ好きな曲に巡り会えるかもしれない。
文:うめ