ブラオケ的名曲名盤紹介コラム~ブラオケ珠玉の演奏曲集~#1 打楽器4重奏「クリスタルの風」

  キラキラと輝くように流れる風をウィンドチャイムと鈴、その風が山あいや街中をくるくると動き回る様をグロッケンやヴィヴラフォンなどの鍵盤楽器、時折激しく強く吹きつける様子をボンゴやコンガ、強風でおそらく何かが転がっているのであろう様子は不規則に鳴るクラベス。この曲を演奏するときにはこのように情景を想像しています。

さらに、風といえば自然。自然といえば四季。四季といえば、、、春はあけぼの。実はこの曲は枕草子の「うつくしきもの」を重ねると実にピッタリなのでは、と最近気がつきました。
春はあけぼの。夏は夜。秋は夕暮れ。冬はつとめて。
特に冬は、早朝の突風によって一瞬巻き上げられた雪がまた静かに降り、その後静かな時間が流れ、じきに朝になり特別でもないいつもの一日が始まる。そんな景色が浮かんできて、気に入っています。

 8月4日の定期演奏会にて、私たちなりのクリスタルの風を演奏いたします!是非お越しください!

                  文:梅乃雪🍶


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