大阪都構想は誰のため?
【政治・経済・地域】
大阪維新の会の新代表に選出された吉村大阪府知事。二度も否決された大阪都構想をもう一度進める公約を掲げた。
約15年前の2008年に橋下徹前大阪府知事が大阪維新の会を立ち上げた目的には、大阪府と市の解体し、大阪都構想実現があった。
しかしの政策で、2015年5月に住民投票にかけられ僅差で否決された。さらに2020年も住民投票にかけられ僅差で否決された。
2025年以降にもう一度住民投票を実施すると思うけど、時代が変わりつつあるなかで、本当に都構想が必要なのか、熟考したほうがよいかと思う。
例えば東京都の23区には大企業の本社等が立ち並び、税収も莫大。しかし23区という特別区扱いなので、その税収は東京都に入る。
もし23区をひとつの〝市〟としてまとまっていたなら、その税収のほとんどはその市に入ることになる。
実際東京都千代田区は特別区から〝千代田市〟への移行を考えた議論がある。
大阪府と大阪市を解体して大阪都構想を実現するのが本当にと府民や市民のためになるのか、大阪維新の会はもう一度考える必要はあるのではないかな。