練馬区の介護:人手不足問題について調べてみました
東京のカフェで朝活。
本日はスターバックスコーヒー豊島園駅前店で朝活をしました!
本日は社会福祉士になるためのレポート作成。
レポート課題は「皆さん自身が生活する地域に目をやり、福祉課題を発見しよう。」です。
私は介護業界に従事していますので、練馬区の介護:人手不足問題について考えてみました。
練馬区の高齢者人口推移
令和3年に出された「練馬区 高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画」によれば練馬区の総人口は70万人。うち、高齢者人口(65歳以上)は16万人。つまりは練馬区全体の21.8%が65歳以上の高齢者とのことです。
23区平均は21.6%のようなので、逸脱はしていませんが、高い水準にはあります。
今後、益々 高齢者比率が高まるとの予測が出ていますが、実際には流入・流出などありますので、実際のところは分かりません。ただ、令和7年ぐらいまでは同じ水準で維持すると思われます。
要介護認定率は21.2%
日常生活が困難な場合、要介護認定を取得すると支援を受ける事ができます。
これは個人的な肌感覚より少なく、令和2年では3.4万人。約21%です。
うち、特別養護老人ホームへ入居可能は要介護度3以上は1.5万人のようです。
練馬区内に存在する介護施設・事業者数
特別養護老人ホーム 32施設(入居可能数 2,245人)
グループホーム 34施設。(入居可能数 581人)
軽費老人ホーム 11施設。(入居可能数 210人)
有料老人ホーム 66施設。(入居可能数 4.475人)
他にも種類はありますが、長期入居可能な施設は全部で143施設、7,511人分あるようです。
要介護度3以上は1.5万人に対し、入居可能数7,511人ですから、確かに少なく感じます。
ただ、すべての方が施設入居されるわけでもありませんし、今回 記載を外したサービス付き高齢者向け住宅も介護サービスが受けれるところはあります。
実際、報告書を見る限りでは、特別養護老人ホームの待機者の状況が改善傾向にあるため、積極的な整備誘導は行わないと名言されています。
それもそのはずで、特別養護老人ホーム数、介護老人保健施設数、経理老人ホーム数が「都内1位」のようです。
事業運営の課題
事業運営の課題についての回答もありました。
「スタッフの確保」(51.7%)が最も高く、次いで「新規利用者の確保が困難」(32.0%)、「介護報酬が低い」(32.0%)となっていました。
若干不思議なのが「新規利用者の確保が困難」です。
スタッフが確保できず受け入れができないという意味なのか、知名度の問題か、施設数が増加しすぎたためか。
様々な理由が考えられそうです。
なお、おそらく「事業運営の課題」を回答したのは入居施設だけではなく、訪問介護や通所介護なども含まれると思いますので、回答した施設の属性にもよるところがありそうです。
介護職の社会的評価を上げてほしい
今回は、単純に「練馬区 高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画」のデータをみて、考察しましたが、本レポート課題に取り組むにあたり、個人的に思ったのは「介護職の社会的評価を上げてほしい」という事です。
介護職が直接的にケアするのは高齢のお客様ですが、お客様をケアする事によって、そのご家族・ご親戚・ご友人も救われる事が多々あります。
日々の介護疲れを緩和する事もそうですし、お客様が笑顔で過ごされていれば、それだけで嬉しくなる。
日々、笑顔で楽しく過ごされているという事実が、「この施設・サービスを選んで良かった」となるのです。
そうすればご家族の仕事・家庭にも好循環を生む事は間違いありません。
その循環は、その友達・同僚・仲間にも広がります。
その源をつくるのが介護職という役割なのです。
有意義な時間になりました。
ありがとうございます。