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東京都・府中市芸術文化連携事業「共生社会を聞いて、みる」フォトレポート(10/13)

東京都・区市町村連携事業は、地域のニーズや課題に即した文化事業を都内の区市町村と東京都、アーツカウンシル東京が連携して実施しています。芸術文化に気軽に触れられる機会の創出や、地域における文化事業の担い手となる区市町村の企画実施力の向上を目指すものです。

今回は府中市との連携事業である「共生社会を聞いて、みる」の様子をフォトレポートにてお届けします。本事業は「共生社会」にまつわる活動に取り組むゲストをお迎えし、公開収録でお話を伺い、YouTubeなどで配信を行うものです。東京アートポイント計画「Artist Collective Fuchu」から生まれたラジオ企画「おとのふね」の協力を得て、10月13日に開催された「市民文化の日」で初回の公開収録を行いました。

今年、府中市は市制施行70周年というメモリアルイヤー。
今回の「市民文化の日」も、市内で数多く開催されている市制施行70周年を記念した企画でした。
けやき並木通りには体験ブースが多数出店。
府中市は、来年開催の東京2025デフリンピックの会場の一つとなっています。「共生社会」というテーマは、府中市の来年度に向けた取り組みのきっかけづくりにもなっています。
東京アートポイント計画「Artist Collective Fuchu」から生まれたラジオ企画「おとのふね」。
今回は市民文化の日で開催された「おとのふね」の一環として公開収録を行いました。
初回のゲストは府中市長の高野律雄さん。市内の小学校で開催されたインクルーシブ運動会、
来年府中市で開催予定の手話劇祭などの話題から、共生社会にかける想いについて
熱く語っていただきました。
公開収録の様子は、グラフィックレコーダーの清水淳子さんに文字と絵にまとめていただきました。 その場で内容を聞きながら、どんどん手を動かして仕上げていきます。
収録後、各ゲストの方々とボードを見ながらトークを振り返りました。
高野市長のトークについてのグラフィックレコーディング
ブース内の様子
二人目は、府中市在住で、2024パリパラリンピック ブラインドサッカー監督の中川英治さんにお話を伺いました。音と声を頼りにゴールを目指すブラインドサッカーは、選手・監督・コーチの密なコミュニケーションが必須ということで、まさに共生社会の縮図のような競技であるとのこと!
中川監督のトークについてのグラフィックレコーディング
最後のゲストは書体デザイナーの高田裕美さん。電車の車内表示にも活用されている誰でも
読みやすいUDフォントデジタル教科書体の開発秘話をじっくりと伺いました。
高田さんのトークついてのグラフィックレコーディング
完成した3枚のグラフィックレコーディング

今回のゲスト3名のお話は後日、府中市のYouTubeにて公開予定です。「共生社会を聞いて、みる」公開収録は、今後も続きます。ぜひ、第二弾もお楽しみに!

執筆|大川直志(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)