![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109467395/rectangle_large_type_2_07c9a0eceb6667c747a8251e3af7ddec.jpeg?width=1200)
ベックリン『死の島』とラフマニノフ〜クラシック音楽にまつわる絵画
『死の島』は、セルゲイ・ラフマニノフが1909年に発表した交響詩。この曲は、スイス人画家アルノルト・ベックリンが描いた同名の油彩画からインスピレーションを受けて書かれたもの。
象徴主義・世紀末芸術の代表的画家のひとり、ベックリンは、1880年から1886年の間に5つの作品を制作し、謎めいたテーマに繰り返し取り組んでいました。これらの絵画は20世紀半ばのヨーロッパで非常に有名であり、フロイト、レーニン、そして前述の作曲家ラフマニノフなど、多くの著名な人々がこれらの絵を愛好しました。特に、この絵や作者の持つ悲観的な主題や死のイメージは、ナチスの理念と共鳴すると感じたアドルフ・ヒトラーは、この絵を所有し、自身の別荘やベルリンの総統官邸に飾っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687987864146-zlGaNq2o1D.jpg?width=1200)
皆さまのお気持ちは、チケット代、図録代とさせていただきます。