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サージェント『カーネーション、リリー、リリー、ローズ』〜古い流行歌の歌詞からちなんだタイトル
夕暮れ時に、白い服の二人の子どもたちが紙ランタンを灯しています。彼女らの背景の高い位置には白いリリー(おそらく日本のヤマユリ、Lilium auratum)、子どもと並ぶようにピンクのバラ、そして黄色いカーネーションが描かれています。作品タイトルの『カーネーション、リリー、リリー、ローズ』は、18世紀に活躍したイギリスの作曲家、ジョゼフ・マジンギのポピュラーソング『汝、羊飼いよ、告げよ』から引用しています。花の女神の召し物についての牧歌的な喜びの歌です。「彼女の頭には花冠、頭にまいたカーネーション、リリー、リリー、ローズ」。和訳の歌詞引用を掲載しておきます。
羊飼いさん、教えてくれない?
見かけたことがあるかしら、
私のフローラ、この道を通ったこと。
その美しい顔立ちと体つき、まるで美の女王のように、
牧歌的な服装で。
彼女の頭には花の冠があったわ。
頭にずっとカーネーション、リリー、リリー、ローズ。
そして彼女の手には杖を持っていたの。
そして甘い香りが漂っていたわ。
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