#026 映画『首』みて思ったこと(ネタバレほぼ無し)
こんにちは。
あまりにも手が乾燥して指先がバリバリの踵みたいになってます。これは近年稀に見る状態。袋とか開かないし、札も数えられないかど舐めないよ。(笑)
湿度の高い国から引っ越してきたので、久々のこの土地の乾燥具合に慣れていない。
手放そうとしていた服を、ヘビーローテーションで着ることになったり、物の整理がつきにくい。もともとものすごい苦手だが、更に酷くなる。
さて。
北野武監督の『首』を観てきた。
面白かった。
上のきょうだいに言ったら、『グロそう(だからやだ、見ない。)』という(ニュアンス)の返信が来た。ほほう。あんなに沢山のスーパースターが気合い入れて出演しているのに見ないとは、もったいない。
たしかに子どもは見られないし、
刀+饅頭を喰えというシーンからの流れとかは、『グロい』に入るのかなと私的には思う。(目をつむっといた。)が、馬で走ってきた侍が、地面に侍が立っている人の首をスパンスパンはねるのは、誤解を恐れずに書くならば『壮快』であった。(実際に生きた人間の首を切るわけにいかないだろうから、どうやって撮影してるんだろうか。。。という疑問もあるが物語として楽しめる。)
『動物には危害を加えていません。』
とエンドロールに出てくるように、どんなに弓矢や刀や武器が人間をめった刺しにされてた後でも、馬は草を食んでいたし、怪我をして倒れさせられるシーンもなかった。
とくに爽快だったのは、信長御付きの外国人侍者が焼けゆく本能寺で。。。のシーン。
それと、最後の秀吉の不謹慎ともいわれそうなシーンかな。
戦争はくだらない殺し合いだけど、ずっと前からやってきたじゃん、ってのを見せつけられた。あれだけ昔になると物語だし、武器は弓矢と刀がメインで、鉄砲はやっと登場する程度だったんだなぁ、そうやって戦をしてきたんだなぁと思った。俺も死ぬかもしれないけどお前も同じ!もちろん兵隊にはどんどん死んでもらう!みたいなことが常に行われていたんだなぁと思った。生き残るだけでスゴイことなんだなと思う。
今の戦争や武力衝突と決定的に違うのはそこかなと。俺は絶対に死なないけど兵隊や民間人は死ぬ。死んでもらう。数少ないのにね。崇高な精神や信念でやってるのかもしれないけど戦争はくだらないと思う。やめたら良いと思う。莫大な金額の武器を売り買いして儲けて、民間人を殺して悲劇以外の何になるというのか。ばからしい。
あと、大将が戦を高台から見物していて、相手の送り込んできた何者かに命を狙われるというのが当たり前で、まあそれなりにそういうことをするんだけど、それがあまりにあっけなくて、気の毒だけどこんなんだったんだろうなーと思った。
じゃあ明智光秀は?って思ったけどみんなでそれをやりすぎると話が進まないからか、明智光秀は本人がやりきったというストーリーであった。
侍同士の繋がりはどんなだったのかねぇ。わからないけど、戦ありきの人生だっただろうから政治的な繋がりや、娯楽の意味合いも大きかったのかもしれないなーとも思った。情報戦でもあっただろうし。
にしても千利休はあれだな。
金持ってそう。
色んな人の秘密を握っていろいろやってそう。
間宮さんの最後はあんな感じだったのかなぁ。それも千利休が仕向けてそう。
こわやこわや。
爽快スパンスパン時代劇なので、まだの人はみてみてー!
おしまい。