【LAST SEASON ESSAY 2024 #7】DB#19 松田興太郎
WARRIORSでの4年間を通じ、今思うことを率直に述べるように言われました。色々考えましたが結局伝えたいことは感謝の思いです。この場を借りて綴らせてください。
監督、コーチの方々へ
未熟な私たちと向き合い続けてくださり、ありがとうございました。自分たちが掲げた日本一の目標を達成できず、もっとやれたことがあったのではと後悔が募るばかりです。しかしそれでも前を向き続けられるのはこのチームで得た学び、成長が故です。この4年間での学びは生涯忘れません。本当にありがとうございました。
先輩方へ
今があるのは、私たちを育み、牽引し、望みを繋いできてくださった皆さんのおかげだと心底思います。WARRIORSに入って後悔することは何一つありません。アメフト選手として生きる指針となってくださった方、辞めそうな時に手を差し伸べてくださった方、自身の思いを受け入れ、道を開いてくださった方。思い返すと多くの先輩方が紡いできてくださった道に自分が今立っていると感じます。本当にありがとうございました。
同期へ
正直最初は誰よりも上手くなることしか考えていませんでした。今となってはプレーヤー、スタッフ共に最高のライバルであり、最高の家族です。皆の真っすぐな姿に励まされ、刺激される毎日でした。本当にこのメンバーで日本一になりたかったです。最後、今までのすべてをぶつけ、4年間を締めくくりましょう。
後輩へ
まずはここまで共に戦ってくれてありがとうございます。そして今年皆と日本一になれず、本当に悔しくてたまりません。力不足で申し訳ないです。今後チームを支えていく皆には一つ伝えたいことがあります。私の一番の後悔は、「チームを日本一に導く自覚を持つのが遅すぎた」ことです。三年副将を決める際、自分にはまだ早いという言い訳をし立候補せず、本当の意味でチームを引っ張る覚悟ができたのは、入替戦を前に全てを失いそうになった時。日本一になる事を心から信じ、チームを引っ張ると決意し副将となるも、本当の意味であらゆる不安や悩みから解放されただただ貪欲になれたのは明治戦を前にした時。結果論かもしれませんが、振り返ると事実、そうであるように感じます。4年間という時間はあっという間です。その期間に自身が完璧な選手になることはまずあり得ないでしょう。その中で組織を強くするには、とにかく一人ひとりが「早くから」日本一という目標を「心の底から」信じ、自身ができないことであっても他者に厳しく求め続けることが必要です。この様なリーダーシップを発揮するのに時期尚早という概念は存在しません。とにかく早くからあらゆる物事に挑戦し、視野を外に広げ続け、毎日の練習でチームを牽引し続けてください。私のように一歩を踏み出すことを恐れて立ち止まっている人がいるのであれば、この言葉を胸に早くその一歩を踏み出してください。あなたのその一歩が日本一に近づく大きな一歩となると思います。
WARRIORSを支え、応援してくださる全ての方々へ
アメフトに熱中し、日本一を目指すための最高の環境を与えてくださり本当にありがとうございます。何もかもが当たり前ではなく、皆さまの支えの上にあると実感しております。今年日本一になるという夢は先日の慶應戦をもって潰えました。しかしこの夢は今後も続いていきます。入部当初疑い続けていた「WARRIORSが日本一になる」という未来は、そう遠くないと今は本気で思います。いつか訪れるその日を信じ、今後とも弊部の応援を何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、フットボールへ
毎日練習に行っては自身の弱く、目を背けてしまいたい一面と対面させられる日々。嫌で嫌で辞めてしまいたい日もありました。しかし本当に多くのことをこのスポーツを通じて学びました。目標達成における組織力の重要性、本当の「謙虚さ」、人々への感謝。挙げだすときりがありません。最後の一試合、全てを出し尽くして終わりたいと思います。本当にありがとうございました。
日本一の夢が潰え、引退まで残すはあと一試合となりました。自身の一発のタックルで歓声が沸き、人々の喜ぶ姿を見られる。その一瞬の輝きのためなら、何度でもフィールドに出向き、相手に立ち向かいます。最高の4年間を本当にありがとうございました。最後の一瞬まで、何卒よろしくお願いいたします。