東京大学運動会アメリカンフットボール部 WARRIORS

東大アメフト部は、1957年に創部され、現在では約150名の部員を擁する、学内最大規模を誇る運動部です。関東学生アメリカンフットボール1部TOP8に所属し、『未来を切り拓くフットボール』を理念に掲げ本気で日本一を目指しています。

東京大学運動会アメリカンフットボール部 WARRIORS

東大アメフト部は、1957年に創部され、現在では約150名の部員を擁する、学内最大規模を誇る運動部です。関東学生アメリカンフットボール1部TOP8に所属し、『未来を切り拓くフットボール』を理念に掲げ本気で日本一を目指しています。

マガジン

最近の記事

【LAST SEASON ESSAY 2024 #9】DB#23 小城陽人

僕のこの4年間の目標の中に、真の自由を手に入れると言うものがある。僕は、森さんから森さんが現役時代の4年生の関学戦、その後の甲子園ボウル、ライスボウルの時のお話を聞いてから、そんな状態に入ってみたいなと思うようになった。 その話を簡単にまとめるとこうである。 「4年生にもなると毎日練習に行くのが怖かった。1つでもミスをすれば練習に入れてもらえず、アメフトができない。試合よりもむしろ練習が怖かった。だが、リーグ戦の関学戦を迎えるにあたって、『ここまでやってダメならもう無理だ

    • 【LAST SEASON ESSAY 2024 #8】MGR 川越有紗

      中高帰宅部で、運動が苦手だった私にとって、スポーツは見ることもやることも自分には縁遠いもので、ほとんど興味がありませんでした。大学に入って、何か新しいことに挑戦したい気持ちから、偶然出会ったのがウォリアーズでした。私の人生において、大きなターニングポイントでした。 アメフトには興味がないどころか、知りもしなかったのに、不思議とすぐに入部を決心しました。そんなきっかけをくれた先輩には、今でも心から感謝しています。 ある試合でビデオを撮る際に隣にいた他大学のマネージャーが、「私

      • 【LAST SEASON ESSAY 2024 #7】DB#19 松田興太郎

        WARRIORSでの4年間を通じ、今思うことを率直に述べるように言われました。色々考えましたが結局伝えたいことは感謝の思いです。この場を借りて綴らせてください。 監督、コーチの方々へ 未熟な私たちと向き合い続けてくださり、ありがとうございました。自分たちが掲げた日本一の目標を達成できず、もっとやれたことがあったのではと後悔が募るばかりです。しかしそれでも前を向き続けられるのはこのチームで得た学び、成長が故です。この4年間での学びは生涯忘れません。本当にありがとうございました

        • 【LAST SEASON ESSAY 2024 #6】OL#59 松田アンジア

          慶應戦を終え、長い夢から覚めたような感覚で不思議と嬉しくも悲しくもないというか少し俯瞰して自分を見ている自分もいます。ここで今思うことを少し書ければと思います。 一年前の自分は毎日妥協なく取り組めばどんな結果になっても後悔することはないだろうと思っていましたがそれは間違いでした。全く妥協も過ちも犯さずにきたわけではないですが、その時々の自分のベストを尽くすということを意識して過ごしてきました。それなのに今はあのときなんであれに気づいていなかったのだろうとか、なんであれをやらな

        マガジン

        • 【Last Season Essay 2024】
          9本
        • 【Last Season Essay 2023】
          18本
        • 【Recruit Blog 2024】
          11本
        • 【Recruit Blog 2023】
          11本
        • 【WARRIORS RELAY BLOG 2023】
          9本
        • 【Last Season Essay 2022】
          4本

        記事

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #5】LB#54 江原 康平

          大学に入った頃は長いと思っていたはずのウォリアーズの4年間がもう終わろうとしている今、様々な記憶が蘇ってきます。 大学から始めたアメリカンフットボール。日々の練習で色々なことができるようになり、ただただ楽しくて、嬉しくて、とにかく夢中だったのが、最初の2年間でした。3年生になりチームを引っ張る立場になると、チームとして中々結果が出ず、何でアメリカンフットボールをやっているのか分からなくなった時期もありました。 でも、そのような苦しい時期を経て、ここまでやって来れたのは、周

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #5】LB#54 江原 康平

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #4】TR 河村 優菜

          文章を書くことは苦手なので、エッセイを書く気は全くありませんでした。しかし、こんな未熟な自分にも話を聞きにきてくれる後輩がいて、下級生の時の自分と似ているなと思ったので、4年でラストシーズンを迎えた今自分なりに考えていることを書こうと思います。 「スタッフとして日本一を目指すということ」 スタッフというと一般的に「支える」というイメージがあると思います。WARRIORSに入部した当初の私はスタッフに対して「支える」イメージを持ちながら、この言葉が全くしっくりきませんでした

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #3】SA 市川 拓実

          自然な選択だった。 「フルヒットはもうやめた方が良いですね」 医者に告げられたとき、迷うことなくRBからSAに転向することを決めた。何かチームに貢献したかった。別の道もあったと思う。 SAとしてチームを勝たせるには、圧倒的な知識が必要だ。 幸いにも少しだけ選手経験があったので、先輩の選手からいろいろな話を聞けた。SAの先輩やコーチの方々とも積極的にコミュニケーションを取りにいった。 その年からOffenseチームはFlexboneを採用したが、その黎明期にSAとして設計に

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #2】MKG 伊地智 覇耀

          夢のチカラ 「スタンドに1万人お客さんを集めます。」 これが1年の時の僕がイヤーブックに書いたコメントでした。 僕はこのWARRIORSに入部した時から、マーケティングスタッフとして試合集客をしたいと思っていました。新歓の時MKGの先輩は、2019年の横浜スタジアムでの試合には1000人のお客さんが来て応援してくれたんだと誇るように語っていました。だいぶ生意気ですが、正直自分ならもっとできるとその時に感じました。 そして僕は1万人のお客さんを集められれば試合の空気が変わ

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #2】MKG 伊地智 覇耀

          【LAST SEASON ESSAY 2024 #1】DL#9 張田 佳生

          いい意味でバカになる 「やり抜いた、もうこれ以上できないと思えるほど準備を徹底した時、人間は真の自由を手にし、失敗を恐れなくなる。」 「何かに挑戦する前にリスクや展望、効率的な他の方法を事前にいくら考えたところで今の自分から見える限界までしか到達できない。できるできない、意味の有無、リスクの有無など考えることをやめてバカみたいにやってみて初めて自分の想像できないような自分になれることもある。」 森さんがおっしゃるお話の中で自分が最も大切にしているお言葉です。 僕はWA

          【アメフトーク!2024】

          高校時代に野球・サッカー・ラグビーを経験した3人がそれぞれ、アメフトの魅力を語ります!ぜひお読みください。 金井崇将 経済学部 3年 〈出身高校〉海城高校 〈高校時部活〉野球部 野球部にも入部届を出していましたが、野球部ではなくアメフト部に入部しました。それは、新歓イベントに参加したり、森さんと話をしたりしていく中で、ウォリアーズの掲げる目標とその組織の大きさに惹かれたからです。最後はつまらなかったらすぐやめてしまえば良いやという軽いノリで入部したのですが、実際にやってみ

          日本一に導く 【Recruit Blog 2024 #11】 小城陽人

          新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます! 今年度主将を務める小城陽人です。 皆さんは東京大学に入学し、どんな未来を想像しているでしょうか?どんな大学生活を思い描いているでしょうか?僕が1年生の時に思い描いていた姿と3年間WARRIORSで過ごしてきた自分の体験について話します。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。 高校の頃はバスケ部に所属していました。高校の頃のチームは部員が十数人しかおらず、満足な練習もできないままで不完全燃焼のまま終わってしまいました。大学でもバ

          日本一に導く 【Recruit Blog 2024 #11】 小城陽人

          最高の4年間 【Recruit Blog 2024 #10】 大島健音

          僕が入部した理由は単純だった。「日本一」という言葉に夢を抱いたからだ。高校までサッカー・野球をしてきたが、強豪チームではなく、高い目標を掲げることは現実的ではなかった。両種目でプロに行くような選手と対戦する機会があり、上には上がいる、と才能にも限界を感じ半ば諦めてしまっていた。そんな中で、大学合格後すぐのタイミングで高校の先輩からアメフト部に勧誘された。「アメフトなら日本一、日本代表を目指せる!」と何人もの先輩から熱心に誘われた。そして特にヘッドコーチである森さんの次のお言葉

          最高の4年間 【Recruit Blog 2024 #10】 大島健音

          不可能が可能になる瞬間 【Recruit Blog 2024 #9】 太田明宏

          文才には自信があるので去年ブログの依頼が来なかったことに納得はいっていないですが今年ようやく依頼が来たのでまあいいでしょう。 春爛漫のみぎり新入生の皆さんにおかれましてはますますご清祥のことと喜び申し上げます。ちょっと本気出しすぎたかな、、元に戻します。 リクルートブログということですが僕は入部前に絶対に日本一になってやろうなどという大層な覚悟を決めて部に入ったわけではないので入部後について書こうかなと思います。「人から聞いたことはその時はわからないこともある、でも時が経つ

          不可能が可能になる瞬間 【Recruit Blog 2024 #9】 太田明宏

          選択 【Recruit Blog 2024 #8】 天摩創良

          死ぬ前に自分の人生を振り返ったとき、WARRIORSに入るという選択が大きな転機になっているのではないかと思う。今でも心に強く残っている出来事がある。 2015-16シーズンのNBA Final、キャバリアーズの相手は昨シーズンのFinalで敗れ、さらにその年のシーズンにNBA史上最高勝率を残した歴代最強のチームのウォリアーズ。先に4勝したチームの優勝というファイナルでキャバリアーズは1勝3敗で王手をかけられる。1勝3敗から優勝したチームは過去に前例がなかった。 チームの

          やらない後悔よりやる後悔 【Recruit Blog 2024 #7】 MKG 柳原聡一

          絶対に勝たなければならなかったシーズン最終戦、スタンドはチームカラーである青一色に染まり、チームを鼓舞する “Let’s go WARRIORS” の大声援が轟いていた——— これは、1年間マーケティングスタッフとして活動してきた中で、最も印象に残っているシーンです。今までは応援する側だったのに、応援される側になった時の高揚感や言葉にはできない感動は、時間が経った今でもはっきりと覚えています。 さて、受験生の皆さん、お疲れ様でした。どのような大学生活を思い描いているでしょ

          やらない後悔よりやる後悔 【Recruit Blog 2024 #7】 MKG 柳原聡一

          スポーツエリートへのリベンジ 【Recruit Blog 2024 #6】 原唯稀

          大学の4年間とは何をすべき時間なのだろうか。大学生の一番の特権は、時間が与えられており自分でどこに使うかすべて決められること、そしていくらでも失敗できることだ。自分という人間にとことん向き合い、理解し、失敗という財産を積む。それが大学生という時間だと思う。 僕は今まで面倒な道を避けて過ごしてきてしまった。いわゆる安牌を取ってきた人生で享受した環境に甘んじてきた。レールに乗った人生からひとり立ちしたい、そんな自分が選んだのがWARRIORSだった。 なんでアメフトを始めたの

          スポーツエリートへのリベンジ 【Recruit Blog 2024 #6】 原唯稀