言葉では説明できない興奮と感動を【Recruit Blog 2023 #9】MGR 横山結子
もともと運動が苦手でスポーツに憧れはあっても誰かにスポーツで勝つなんて自分にはあり得ない話だと思っていた。だから、私はどこかにスポーツを敬遠する気持ちがあり、大学に入るまでの人生でスポーツに熱狂することはなく、スポーツも勉強もできる人がいるのだからそれにせめて勉強面では負けないようにとひたすら勉強を頑張った。それが功を奏して、東京大学に合格することができた。大学に入ってからも、スポーツに憧れはあったが体育の授業にさえ苦戦した私にとってスポーツをすることのハードルは高く、結局私は大学でもスポーツに関わることなく終わるだろうと思っていた。
そんなときに、出会ったのがWARRIORSという現在私が所属している団体だ。WARRIORSは私にスタッフとしてスポーツに関わる選択肢を与えてくれた。もともとスタッフとして運動系の団体に入ろうという思いがなかったわけではないが、自分のなかで選手とスタッフをはっきり分けてしまっている部分があり、スタッフはあくまでスタッフであり応援をするだけでチームとして一緒に戦うことはできないのではないかと思っていた。
だが、WARRIORSの新歓でWARRIORSのスタッフは選手と一緒に戦うチームの一員だという話を聞き、直感でこの団体に私は所属したいと思った。選手と一緒に戦っているという意識はWARRIORSに入ってからさらに強くなっていっている。
WARRIORSに入ってから、練習が忙しく辛いときもあったし、やめたくなることもあった。特に、夏合宿後に本郷での上級生の練習に混ざってからは、それまで以上に覚えることもあり、練習も大変で何度もやめたいと思った。そんなときに私の心を立て直してくれ、現在も私が部活に参加する動機となっているのが1年生MGRとして参加した秋シーズンの試合だ。東京ドームで行われた中央大学戦、私にとってはようやく試合のルール・MGRの仕事を憶えて初めて臨む試合だった。試合のビデオを撮りながらその様子を声で吹き込んでいた。最後残り少ししかないが勝てるかもしれない…その緊張とプレッシャーのなかでWARRIORSは最後の最後で逆転勝利をおさめたのだ。逆転勝利した時の興奮と感動は言葉では説明しきれない。ビデオを動かす手や吹き込む声が押さえようとしても震えてしまい、MGRとしての仕事を全うするため冷静になろうと深呼吸をしたことを憶えている。試合を観てあれほど感動したのは初めてだった。試合に感動すると同時に自分がこのチームの一員であれたことをとても嬉しく思った。
この1年間を振り返って、まだまだMGRとしての正解を求めて選手・他パートのスタッフとともに精進していきたいと感じる。そう思える環境に身を置けていることにとても感謝している。
最後に、ここまで読んで下さった新入生の方へ。
大学に入ってからも、部活に時間をささげるというのは大学生活を無駄にしているように思えるかもしれないし、もっと楽しいことがたくさんあると思う人もいるでしょう。実際、それが正解かもしれません。でも、少しでも興味があってこのブログを読んで下さった方がいたら、これからの学生生活を部活に没頭しスタッフとして、選手としてこのチームの一員になるという選択肢を考えてみてください。WARRIORSは日本一という高い志のもとで日々練習に励む仲間とともに常に自分を成長させることができる団体です。決して学生生活を無駄にさせない団体です。WARRIORSで一緒に練習できることを楽しみにしています。(新2年 MGR 横山結子)