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ポジション紹介⑦LB

Apr 5, 2020-by東京大学運動会アメリカンフットボール部


ポジション紹介第7弾では、LBを紹介します。
☆LB(ラインバッカー)とは
ディフェンスの中心に位置し、ボールキャリアにタックルしたり、パスカバーをしたりするなど相手オフェンスの全プレーに絡む。ディフェンスの司令塔。
フィールド全体を見て相手オフェンスのプレーを瞬時に読み取り動く判断力・瞬発力、キャリアに追いつくスピード、強力なタックルを生み出すためのタフなフィジカルを持ち合わせる。
パート練習では主に以下の内容に取り組んでいます。
・ステップの練習
・タックルの練習
・パスカットの練習

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☆選手にインタビュー
LB 関 剛夢 選手(2020年時点)

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Q1. LBをやっていてよかったと思う瞬間はどんなときですか?
試合でタックルを決めたときです。
Q2.LBとして上達/成長するためにどんなことが必要ですか?
LBは多くの役割を求められるポジションであるため、色々な練習をしなければなりません。そのため、一つひとつの練習を短い時間しかできないため、練習に集中することが必要です。
Q3.特にどの要素に力を入れて取り組んでいますか?
素早く判断することです。そのために、相手のプレーを瞬時に読み取る練習に力を入れています。

LB 沼尻 夏季 選手(2018年時点)

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Q1. LBの魅力は何ですか?
ラン・パス両方守れるということと、ディフェンスの中で真ん中にいるのでタックルする回数が多いのが、楽しいところです。
Q2.LBのどんなところが難しいですか?
OL(オフェンシブライン)のような身体の大きな相手と当たることもあれば、RB(ランニングバック)
やWR(ワイドレシーバー)のように速い相手とも勝負しなければいけないこともあり、その兼ね合いが難しいです。
ディフェンスの真ん中にいる分、ディフェンスのユニット全体をコントロールしなければならないので、チェックコールをしっかり見るようにしています。この部分は、難しいというより忙しいですね。
Q3.自分よりも身体の大きな相手OLを止めるうえでどんなことに気をつけていますか?
一番大事なのは、自分から当たりに行くことです。
体格が大きな相手から突っ込まれると負けてしまうので、相手にヒットさせないことが重要です。相手にただ突っ込むだけではけがをしてしまうので、しっかり手を張ってハンズを使ってヒットするようにしています。
あとは、駆け引きで相手をかわすと相手の足が止まるのでヒットしに行きやすくなります。
Q4.パワーとスピードを両立するためにどんなことをしていますか?
パワーは筋トレと体重を増やすことです。LBはパート全体でも去年に比べて皆だいぶ体重が増えました。しかし、体重が増えると身体が重くなって動きが悪くなるので、パート練習には必ずステップの練習を入れて、色々な動きができるようにメニューを考えています。
スピードは、キーイング(注)のスピードを速くしています。キーイングはなかなか難しいです。

(注)キーイングとは:ラン・パス両方を含めたプレーリードのこと。
ディフェンスのプレーにはあらかじめある程度の枠組みがあるが、具体的な動き方は相手オフェンスの動きに応じて異なる。相手オフェンスがランなのかパスなのかを瞬時に見極めることがプレー内での自分のすべき役割を果たすことにつながる。

以上、LBの紹介でした。
LBは力強い印象のあるポジションですが、スピードや、相手オフェンスのプレーを読み取り自分達のするプレーを瞬時に判断する冷静さも必要です。選手は日々の練習を通し、多くの要素をバランスを取りながら磨いています。

ポジション紹介はこの記事が最終回となります。ご閲覧ありがとうございました。今後もさまざまな形でWARRIORSの魅力を発信してまいりますので、よろしくお願いします。

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