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【LAST SEASON ESSAY 2024 #5】LB#54 江原 康平

大学に入った頃は長いと思っていたはずのウォリアーズの4年間がもう終わろうとしている今、様々な記憶が蘇ってきます。

大学から始めたアメリカンフットボール。日々の練習で色々なことができるようになり、ただただ楽しくて、嬉しくて、とにかく夢中だったのが、最初の2年間でした。3年生になりチームを引っ張る立場になると、チームとして中々結果が出ず、何でアメリカンフットボールをやっているのか分からなくなった時期もありました。

でも、そのような苦しい時期を経て、ここまでやって来れたのは、周りの人による影響が大きいと感じています。ウォリアーズに入る前の自分は、自分本位の人間だったように思います。他の人のことを理解できるタイプの人間ではなかったし、理解しようとすらしていませんでした。

しかし、ウォリアーズという組織に入り、日々日本一という目標に向かって活動していく中で、他の人の思いや、チームに対する貢献が少しずつ見えていく中で、他の人のことをいくらか理解できるようになりました。それが4年間の一番の自分の変化でした。 

周りの人に、心を動かされた事が何度もありました。

自分が苦しい時に話を聞いてくれた先輩、道筋を示してくれたコーチ、試合中苦しい場面で鼓舞してくれた先輩、自分を信頼してくれた先輩、結果が出なくても腐らず努力を続ける同期、自分の内面を曝け出して熱い思いを伝えてくれる同期、どんなに情けない試合をしてもチームのために、選手の為にベストを尽くしてくれるスタッフ、今年自分たち4年生の力になってくれた頼もしい後輩たち、そしてどんな時も自分のことを応援してくれる家族。彼らと共にしてきたかけがえのない時間が自分の原動力になり、背中を押してくれます。

だから、心から本当に尊敬できるチームメイトと、どんな時も支えてくれた家族のためにも、そして何よりここまで頑張って来た自分のためにも、秋シーズン残りの1試合、何としてでも勝利して全員で喜びを分かち合いたい、
それが最後の目標です。

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