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【お茶の文化創造博物館・お〜いお茶ミュージアム】2024年5月に完成の”茶”の複合型博物館!
こんにちは、TOKYO観光情報局です
今回は、2024年5月1日に完成したばかりの「お茶の文化創造博物館」及び「お〜いお茶ミュージアム」を紹介していきます
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”茶”の複合型博物館ということで、中々マニアックそうなコンセプトではありますが、
”「お茶」と「喫茶」という習慣の関連性や歴史を紐解き、お茶の未来を共創する拠点となる複合型博物館”(伊藤園HPより引用)
とあるように、私たちに身近なお茶の歴史と未来を紐解く博物館となっています
特にお〜いお茶ミュージアムの方は入場無料なのでぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか
お茶の文化創造博物館
概要
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日、年末年始
入場料:大人500円
学生300円
70歳以上・高校生以下は無料
アクセス:JR「新橋」駅より徒歩5分
都営大江戸線「汐留」駅より徒歩3分
住所:東京都港区東新橋1丁目5-3 旧新橋停車場内
こちらのお茶の文化創造博物館は、
「お茶の歴史をたどり、製法や飲み方の変化、自然と誕生した喫茶習慣について考えるための博物館」(伊藤園HP引用)
というコンセプトとなっております
現地レポート
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”博物館”ということで、パネルでお茶の歴史を紹介しています
特に、横長いパネルで紹介されるお茶の歴史の年表は圧巻でした
お茶の歴史は古く、奈良時代から始まるそうです
庶民にまで広まったのは江戸時代からで、明治には海外に輸出される日本の主力商品だったそうです
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また、実際に茶を挽いたり点てたりする道具があり、
これは実際に体験することができます
これがこの博物館の中で1番楽しかったです
ここ以外で体験できる場所はあまりないと思います
また、展示ごとに係員さんは立っており、展示の説明をしてくれます
この博物館の中に2〜3人ほど駐在しており、ここまで丁寧に解説してくれる博物館は初めてです
また質問することもでき、何者なのかは分かりませんが詳しかったですね
進むとシアターがあり、茶の歴史を振り返る10分ほどの映像が上映されます
その後、明治と現代の茶摘みの変化を見比べる模型がありました
明治までは茶摘みさんが茶の葉を摘んでいましたが、
現代では一気に機械で収穫していきます
係員さんとお話しした中で印象的だったのは、鹿児島における茶の収穫量が静岡に匹敵することです
鹿児島は機械による収穫に適した平坦で広大な土地があるので、
歴史は浅めですが収穫量は膨大になるそうです
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その後、日本のお茶を海外に輸出する際、木箱に貼るラベルの”蘭字”が展示されていました
日本の浮世絵と西洋のデザインがミックスされたラベルはとてもおしゃれです
この博物館の所要時間は30分〜40分といった所でしょうか
少しこじんまりした博物館ですが、展示の密度が高く係員さんが説明してくれるので満足度はすごく高いです
個人的には500円の価値はあるし、1度は訪れるべき博物館だなと感じました
そのそも、お茶について学べる機会はあまりありませんしね
お〜いお茶ミュージアム
概要
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日、年末年始
入場料:無料
アクセス:JR「新橋」駅より徒歩5分
都営大江戸線「汐留」駅より徒歩3分
住所:東京都港区東新橋1丁目5-3 旧新橋停車場内
先に紹介した「お茶の文化創造博物館」と併設されていますので、
入場料無料以外は同じとなっています
ここはおまけといった感じで、ささっと見て回る感じとなります
現地レポート
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入り口では巨大なお〜いお茶くんがお出迎え
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お〜いお茶を並べた展示
最初は「缶入り煎茶」という名前でしたが、あまり売れず
その後「お〜いお茶」という名前にしたところ、売り上げが上がったそうです
また、お茶を作る上で出てしまう”のこりかす”の再利用についても説明がありました
ここら辺はいわゆる持続可能な社会というものへの取り組みでしょうか
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また、お〜いお茶といえばラベルにある「俳句」
ここでは、簡単に誰でも俳句を作ることができるタブレットがありました
そして、作った俳句は隣にある印刷機から印刷可能
自分だけのお〜いお茶のラベルを作ることができます
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大体10分くらいで見終わる展示となっております
まとめ
いかがでしたでしょうか
お茶の文化創造博物館は自分にとって学びが多く、とても満足しています
特に、お茶を点てる体験はおそらく前にも後にもこれが最後だと思うのでとても貴重でした
また、お〜いお茶ミュージアムも、歴代のお〜いお茶のパッケージが揃い踏みしていて圧巻でした
ちなみに、茶摘みの歌詞に「夏も近づく八十八夜~」というものがありますが、
2024年の八十八夜は5月1日でこの博物館のオープン日なのです!
オープン日がまさに茶にとっての重要な日というのが感慨深いですね