恋愛ソングなんかがあるから人間全員が愛情を持っていると錯覚してしまうんだ
好きすぎて苦しい
忘れられなくて辛い
愛おしい
こんな歌詞を歌うアーティストがたくさんいて、それが売れているから、
私は人間全員が少なくともそういう感情を持っているんだと思っていた。
でも違う。
自分には全く想像もつかないような人格を持っている人間がいる。
前提から全然違うの。
どんな不誠実な人間でも相手次第では誠実になれたり、死ぬほど惚れたりって、そんなのも幻想だ。
世の中には思いやりとか、人を愛する機能をそもそも搭載していない人間がいる。
大体の人は愛情とか人間らしい感情を持っているから、
それらを歌にすることで大衆からの共感を得られる。
そう考えると、この世にある全ての創作物が、全部大衆受けを狙った陳腐なものに見えてくる。
アーティストなどの天才は優しいというけれど、本心ではなくモブを熱狂させるために作られた歌だったらと思うと、恐ろしくなって恋愛ソングが聴けなくなった。
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