残りの人生で何枚撮れるか
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、残りの人生で、あと何枚もしくはあと何年、写真が撮れるのかというお話です。
実際の寿命が、あと何年あるかは誰にも分かりませんので、病歴だったり家系だったり、なんとなく平均から推測するしかありません。
私はアラフィフですので、人生はたぶん後半戦だと思います。
足腰頭がいつまでしっかりしているかも気になります。
人生100年というけれど、今までの50年とこれからの50年が同じなわけはないですし、特に健康は下り坂が当たり前で良くて平坦かなとも思います。
カメラ好き・写真好きからすると、やはり気になるのは、あとどれくらいの撮影できるのかなということです。
私がリスペクトする写真家・森山大道氏は現在85歳で、今も現役でストリートを撮り続けていますし、最新作だけで写真集を出し続けていらっしゃいます。
先日発行された雑誌『SWITCH』に、荒木経惟氏が現在入院中でリハビリをしながら、病室の窓からポラロイドで撮影された写真が掲載されていました。
これを見て感じたことは、撮りたいモノがあるということ以前に、撮りたい欲望があるのかということが一番大切にしなければならないことなのではないかと感じました。
手元に常にカメラがあるかわかりませんが、ギリギリまで撮っていたいなぁと思いました。
話を元に戻すと、仮に85歳まで撮れたとしたら、あと単純に34年。1年に1万枚だとしても34万枚。
現状ではもっと多く撮っていますが、歳を取れば機動力も落ちると思いますので、平均したらこれくらいでしょうか。でも、これが多いのか少ないのかはわかりません。
フィルムでゆっくりしたペースで撮る方なら、もっと枚数は少ないかもしれません。
その残りの枚数のカウントダウンをしても意味はありませんが、限られた枚数しか撮れないことだけは確かなことです。
漠然と撮影を続けるより、撮るモノや撮りたい気持ちなどを、なんとなくでも整理しておいた方が、今後の撮影体験が濃くなるかなとも思います。
写真だけに限りませんが、あと何回ご飯を食べるか、あと何回ライブへ行けるか、あと何回楽しいところへ行けるか。
人生の後半戦を意識すると、ふとこんなことを思うことがあります。
自分がもっと歳をとって、目の前に直面する経済、健康、社会などの問題が大きくて、写真なんて撮れる状況ではないかもしれません。
だからこそ、今しかできないことができる喜び、今写真が撮れることの喜びを、噛み締めて生きていきたいと思う今日この頃です。
またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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