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写真集とコンデジで生きていく
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
現状には満足していますか?
不満だらけですか?
それとも満足した日々を送っていますか?
私の現状は、「満足はしていませんが、満足しています。写真で好きなことをやっているから」というのが正直なところでしょうか。
基本的なこととして、毎日ちゃんと温かいご飯を食べられて、熱いお風呂に入って、温かい布団で奥さんと犬と一緒に寝られるのは大変幸せなことです。
この生活ができているのは、周りの方々のおかげがあってこそです。ありがとうございます。
これで満足していないというのは、バチがあたると言われてしまうかもしれません。はい、すみません。
では、何に満足していないのでしょうか。
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仕事?給料?政治?古いPC?古いカメラ?フォロワー数?脚の長さ?
それぞれの満足度は秘密ですが、本気で不満足とは思ってはいないと思います。
この状態をベースにプラスアルファとして、カメラと写真が加わります。
メインで使っているカメラは、ソニーのRX100という2012年に発売されたコンデジを現役で使っていますし、α7IIももう10年前のモデルになります。
日々スナップを撮り続けていますが、RX100は2回目の入院中です。修理して大切に使っているのです。
そして撮り溜めたスナップを、Kindleで電子書籍の写真集にまとめて販売しています。
現状では1〜2ヶ月に1冊のペースで新作を発表していますが、これがまた楽しい作業なのです。
完成して毎回、満足感が得られるのです。
達成感とも違いますが、ひとつのものを作り上げたという「やり切った感」はあります。
古いコンデジで撮り続けている理由は、主な写真がモノクロのハイコントラストを基本としていますので、画質や機能がシビアなカメラは必要としておらず、どこでもサクッと撮れるコンデジで、かつほどほど良い画質であれば充分なのです。
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また圧縮効果が欲しいので、ズームレンズ付きという条件も追加すると、RX100で目的が達成されてしまうのです。
このスタンスは、リスペクトする写真家・森山大道氏の影響を多分に受けているのですが、「カメラなんて写れば何でもいい」という森山氏のことばがカッコ良すぎて、単なるミーハーと化してしまっています笑。
この様子は映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』にも収録されていて、街に溶け込みカメラを構え、その写真が写真集となって世界の頂点を極めるプロセスの一部を見るたびに、私の基本は、コンデジで写真を撮って写真集を作ることが好きなんだと改めて実感するわけです。
ということで、このスタイルはしばらく変えられそうにないなと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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