スキな写真、キライな写真
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、写真の好みについて考えてみたいと思います。
私は主にストリートスナップを撮影しており、写真はハイコントラストのモノクロがメインです。
一番大きな影響を受けたのが、写真家・森山大道氏で、フィルム、デジタル問わず特に荒々しく迫力のある写真は、深く印象に刺さりました。
モノクロというのは、現実にはない映像であり、光と影、被写体のグラフィカルな形そのものが浮かび上がる不思議な世界です。
最近はカラーで現像・レタッチすることも少し増え、色彩のバランスや対比などで世界観を出せないか試行錯誤中です
個人的には、一番好きな写真というとやはり、ハイコントラストのモノクロ写真ということになりますが、皆さんの好みも様々だと思います。
写真家の作品は、その写真家の世界観があっての写真ですので、例えば写真集や写真展で大きく方向性が違う写真があることはあまりありませんが、SNSのタイムラインなどを眺めていますと、色々な方が無秩序に表示されますから、写真の世界観も様々で観ていて楽しいものです。
他の人の写真を観ていると、それが好きな雰囲気ですと、良くも悪くもどんな感じで撮ったのかを想像してしまいます。
どんな状況で、どんなマインドで撮ったのだろうかと。
自分には持っていない視点であれば、なるほど、そういう視点からも新鮮だなぁとか、知っている場所であれば、そう来たか!と勝手に突っ込んでみたり笑。
写真は観るだけでもいいし、撮ることでも楽しめるので、全く飽きません。
純粋に写真を観て楽しむのは、絶対自分では撮らない写真です。正確には、 “撮れない写真” ですね。
大自然の絶景や野鳥や動物、まだ他にもたくさんありますが、そういう自分のテリトリー外としているような写真は、どう撮ったのかは気にならず、ただただ見惚れてしまうわけです。
一方で、あまり好きではない写真というのもあります。
ここで具体的にどんな写真なのかは言いませんが、例えを挙げるとすれば、どこを観て良いのかが分かりにくい写真は苦手です。
フレームに収まっている内側は、その写真の顔なわけですが、その顔の目なのか鼻なのか口なのか耳なのか…。
どこを観ていいのか分からないのは、自分の写真の見方が足りていないという理由ももちろんありますが、それは棚に置いておきます笑。
何が写っているのか分からないということではなく、被写体としては何が写っているのかは理解できるけれど、その写真の構成や構造、レイヤーなどから、どう紐解いていけば良いのか混乱してしまう写真は苦手です。
自分のことを棚に上げている場合ではないので、もっと写真が「読める」ように勉強が必要だと思う今日この頃です。
本日のオススメの1冊
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
スキ♡&フォロー 気に入っていただけたら、よろしくお願いします。
Amazonにてデジタル写真集(Kindle版)を販売中。Unlimited会員は実質無料。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?