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森山大道 80年代のプリントを観に行く
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
少し前になってしまいますが、4月13日まで、東京・六本木のAXISビルにあるタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルムにて開催されていた森山大道『Vintage prints from the 80's』を最終日に観に行ってきました。
六本木一丁目駅から、麻布台ヒルズのマンション建設現場の横を通り過ぎ、飯倉片町交差点を曲がって、おしゃれなAXISビルの2階に、そのギャラリーはありました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138346885/picture_pc_4eb6c268894250cf64112d28d5ed9123.png?width=1200)
写真集の販売などはなく、展示されているヴィンテージプリントの販売がメインのようです。
森山大道氏の80年代というと、70年代のスランプを脱して、約10年振りの写真集『光と影』(1982年)で復活し、雑誌『写真時代』がメインの活動だったと思います。
わたしはまだ小学生ですから、当時森山氏のことを知る由もありませんが、あの時代に、写真家として、何を考え、何を想いながら、写真と向き合っていたのか、などと勝手に想像しながら、ヴィンテージプリントを拝見させていただきました。
最近はプリントを見る機会も減り、写真集やギャラリーで見る以外は、日常的にはスマホやPCなどのディスプレイで見ることがほとんどです。
ディスプレイで見るのは、バックライトが光って、その上に写真が乗っているような感覚を覚えることもあり、紙に定着した写真というのは、良い悪いではなく、伝わるものの何かエネルギーみたいなものが違うような気がします。
今回展示されていた写真は、個人的には初めて見る作品がほとんどで新鮮でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138346924/picture_pc_d464bd42e5186730badce297ad49f9bb.png?width=1200)
写真を撮ったときの温度や湿度などの空気感が伝わってくるようで、時間を封じ込めるだけではない写真の不思議さを感じました。
当時のプリントですから、今のデジタルで処理された画と違ってある意味柔らかいんですよね。
写真っていいよねって思えるものでした。
森山大道氏の写真の魅力のひとつを生で観られて良かったです。
またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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