中望遠レンズ 圧縮効果が好き
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
東京でストリートスナップを撮っていると、当然のようにビルが映り込みます。
手前にビルがあって、その隙間の先に遠くのビルが見えるということも、当たり前の景色です。
ストリートスナップの表現も様々ありますが、広角寄りの画角で、自分から近いところをフォーカスすることがわたしの場合多いのですが、最近、中望遠の画角で、近くのビルと遠くのビルを撮ることにハマっています。
わたしのストリートでのメイン機は、SONY RX100の初代モデルですので、望遠は35mm換算で100mmまで寄ることができます。
望遠の大きな特徴のひとつとして、遠くのものを大きく見せるということが挙げらます。
さらにその画角の中に、近くのモノと遠くのモノが混在する場合、遠近感がなくなり、横に並んでいるかのような平面的な画となります。
けっして目では目では見ることのできない、写真ならではの表現です。
撮影できる場所もビルが乱立する都会というシチュエーションが、圧倒的に有利になります。
さらに、カメラの詳しい人向けに説明すると、絞り気味にする(F値を大きくする)ことで、より画がシャープなります。
ビルなどの建造物のどこか人工的な冷たい感じが、さらに強調されるような感じです。
特に日本では、"ボケ"と呼ばれるF値を開放気味にして、ターゲットとなる被写体の後ろや前の被写体のピントをボカす写真が人気があり、海外では”BOKE”ということばになっているらしいです。
こういうボケを取り入れた写真は、あくまで一般的にですが、柔らかい印象のイメージが多いです。
それとは対照的に、絞り気味に撮った写真は、フレームの中の全ての被写体がクッキリと写し出され、都会的なクールさが表現できると思います。
さらに、建物だけではなく、バランス良く人のシルエットなども入れられると、クールさの中に人の温もり的なものもミックスされ、写真としてバランスの取れた構図になる気がします。
まだ具体的にはなっていませんが、中望遠だけで撮った平面的な被写体だけで写真集を作りたいと密かに考えている今日この頃です。
またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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