私がズームレンズが好きな理由
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日はズームレンズについてお話ししてみたいと思います。
突然ですが、私はストリートスナップをメインに撮っています。
使っているカメラは、SONYのRX100(初代)という古いコンデジです。
スナップと言ったら森山大道。森山大道といえばRICOH GRのイメージが強いですよね。
でも、なぜ私がGRではなくRX100を使っているかというと、ズームレンズが付いているからです。
ちなみに写真家・森山大道氏も、現在はGRではなくNikonのCOOLPIX S7000というズームレンズの付いたコンデジを使っています。森山氏は以前、リコーの開発陣にGRにズームレンズをリクエストしたようですが、結果は…笑。
さて、RX100のズームレンズですが、35mm換算(以下同)で28-100mmの焦点距離です。
個人的には、これがすごく使いやすいと感じています。
ワイド側はGRと同じく28mmで、電源を入れた直後は28mmでレンズ位置がセットされますが、基本的にはこれが気に入っています。
RX100でも新しいモデルは24mmからなので、ちょっと広角過ぎて、電源を入れるたびに焦点距離を変えるのも面倒ですから、初代モデルがちょうど良いのです。
ズームレンズが一番使われる理由は、自分が動かなくても気軽に画角が変えられるというということが大きいと思いますが、個人的には圧縮効果が得られることも大きなポイントです。
単焦点レンズの画質の良さは否定しませんし、被写体に対して画角を変えたければ自分の足で動いて変えろということも重々承知していますが、やはりズームが好きです。
私の場合は、モノクロのハイコントラスト調の写真が多いので、大自然やスポーツなどのような繊細な描写も必要としていないので、画質はズーム付きのコンデジで充分過ぎるほど満足しています。
画質は特にこだわっておりませんが、ストリートスナップを撮っていると、自分で動けるから単焦点でも可能だと思いますが、意外ともうこれ以上近寄れないということが多いのです。
例えば、街並みと通行人のバランスを意識した構図で撮りたい時に、あまり近寄り過ぎると通行人から不審がられたり、自分が写真に撮られていると感じてしまわれるとプライバシーの侵害云々にもなりがちなので、ある程度の離れた距離から撮らざるを得ないことが多いのです。
絶対ズームレンズを認めないような方々を時々SNSで見かけますが、被写体も撮影者も物理的な距離を調節できないという状態もあり得るという想像力が働かないのでしょう。
それはさておき、距離云々ともう一つ、先ほども書きましたが圧縮効果を狙って撮れることが、ズームレンズを使う上で一番大きな理由かもしれません。
圧縮効果が好きだと言えども、ストリートスナップで単焦点の70-80mm位のレンズだけで撮影するのは、かなり厳しいものがあるので、やはりズームレンズでシーンごとに調整できるのは大きなメリットとなります。
あまり細かいことを気にせずにストリートスナップを楽しむには、やはりズームレンズがいいなと思う今日この頃です。
あっ、ちなみに単焦点レンズもたまには使いますよ笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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