カメラの奴隷にならないためには
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
カメラ界隈では、ニコンから「Z6 III」が発売されて盛り上がっております。
フルサイズ2450万画素の部分積層型CMOSセンサーを搭載し、高速連続撮影が可能だそうです。
良いなぁと思ったのが新しいEVFで、明るい環境下でも、しっかり被写体を見ることができるそうです。
立ち位置的には、フラッグシップのZ9から4番目というポジションですが、これはマーケティング的なことも考慮されたとかで、実際にはZ8の一部機能を凌駕するほどです。
解像度が Z6IIIの2450万画素に対してZ8の4571万画素と画素数では少ないですが、手ぶれ補正や常用ISO感度では上位機種のZ8を上回る性能を持っています。
ニコンの俗に言う中級機に当たりますが、プルスペックが必要でないユーザーには最適な選択肢となるでしょう。
注目の価格は、Z6IIIが約40〜44万円、Z8が55〜60万円ほどになっていますので、約15万円ほどの差がありますが、レンズを購入する予算に余裕があればZ8、そうでなければZ6IIIを購入するのが現実的でしょうか。
ただし、フルサイズの中級機が40万円と言うのは、一昔前では考えられなかった価格ですので、カメラを買い替えるというのが大変になってきましたね。
仮にあなたがZ6IIIを欲しいなと思っていたとして、どのくらい欲しいという欲望が強いでしょうか?
あらゆる手段を講じてお金を工面しても欲しいのか、それほどでもないのか、また、買い替えなら現在使用している機種との性能差にもよりますし、撮りたい被写体にもよりますが、欲しいと思う気持ちは、一旦落ち着かせた方が良いと思います。
新しいカメラは、新しい撮影体験をもたらしてくれるでしょう(妄想の中で)。
新しいカメラは、今まで自分では撮れなかった写真を見せてくれるでしょう(妄想の中で)。
Z6IIIでないと撮れない被写体がターゲットなら、もう絶対買うべきですが、もしそうでないなら、ちょっと待ってと言いたいです。
確かに新しいカメラは、無限の可能性を提供してくれます。
無限の可能性が本当に無限なのかは、妄想ではなくで現実的に今後のカメラワーク、写真のことを考えることが必要なのです。
本当は何をどのように撮影したいのか。このカメラは、それを本当にそれを提供してくれるのか?
たまたま、今回Z6IIIが発表されたので、ネタとしてZ6IIIをサンプルとして記事にしましたが、それはどんなカメラでも一緒です。
繰り返しますが、新しいカメラは、無限の可能性を提供してくれます。
でも、本当にそうなのか、ただ、カメラの奴隷になるのでないか、ちゃんと考えてカメラ選びをしたいと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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