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写真家と、名乗る勇気
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、カメラまたは写真をやっているが、「写真家」って名乗るのはどうなのか考えてみたいと思います。
いきなりですが、「クラシック音楽ファシリテーター」の飯田有紗さんの、この記事は興味深いものでした。
本業は別にあるにせよ、趣味の延長で、そっと写真集も出しながら写真を撮っている自分は、「写真家」と名乗って良いものかどうかと。
まず、私の場合は、世間的にいう本業は「ITエンジニア」ですが、この note も含め写真に関する活動においては「路上写真家」と名乗っております。
ついでに申しますと、単なる「写真家」ではなく “路上” を頭に付けたのか申しますと、メインの写真がストリートスナップであり、「鉄道写真家」「動物写真家」みたいな感じで、何を主に撮っているのかイメージを湧きやすくしているという理由です。
さて、写真を撮る人を指す言葉は、海外ではほとんどの場合「フォトグラファー(Photographer)」と言うそうですが、日本の場合は少し事情が異なるようです。
大きく分けると以下の3つです。
・カメラマン
・フォトグラファー
・写真家
非常に曖昧な定義のようですので、あくまで一般的にはという前提でお話しします。
まず、「カメラマン」ですが、以前はプロもアマチュアもカメラで写真を撮る人という広い意味でカメラマンということばが使われていました。あと、映像系はみんなカメラマンですね。
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「フォトグラファー」は、ここ数年(十数年?)でよく使われるようになった印象で、カメラマンの現代的な呼びかたです。
一般的には、広告や結婚式などのクライアントからの受注により撮影する人たちを指します。基本的にプロと呼ばれる人たちです。
「写真家」は、誰かからの受注ではなく、自らの表現活動としての写真を撮っています。
プロとかアマとかは関係なく、写真を作品として発表していれば「写真家」ということで良いのでしょうか?
以前、私がリスペクトする写真家は・森山大道氏は、「自分で自分のことを『写真家』だなんて思わないし、自分のことは『カメラマン』だと思っている」という趣旨のことをおっしゃっていました。
カメラマンという響きは、写真がどうこう以前に、自分が現場でシャッターを切っているということを大切に思っているという印象を受けました。
私はプロではないので、フォトグラファーとは違いますし、カメラマンというのも違和感を感じてしまいます。
そうなると、残るは写真家しかないわけですが、人によっては、写真家という線引きがすごく高いところにあって、立派な賞をもらったとか、写真展を開いたとか、写真集をたくさん売ったとかがないと認めないみたいな風潮も若干感じてはおります。
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そうなると、大した実績もないのに、写真家なんて名乗っている良いのだろうかという疑問が湧いてきます。
また、そういう葛藤があっても当然だと思います。
しかし、私は「路上写真家」を名乗っています。
おこがましいとも思いますが、誰も言ってくれないので自分から名乗ってしまいました。
言葉は悪いですが「言ったもん勝ち」みたいなものです。笑
写真だけで生活しているかどうかなんてことは世間には関係なく、そこは自由に、また自らのスタイルとして宣言しているに過ぎません。
個人的には、写真が好きなら誰でも名乗って良いと思いますがどうなんでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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