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カメラは習うより慣れろ
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、カメラの操作や取り扱いについて考えてみたいと思います。
私は、SONYのRX100(初代)という古めのコンデジで、主にストリートスナップを撮影しています。
撮影モードは、ほぼ「オート」で、もちろんオートフォーカスで、撮影のたびにマニュアルで何か設定を変えることは、あまりありません。
このような方法で撮影をしている人は、カメラを始めたばかりに人を除くと少ないのではないかと思います。
ストリートスナップですので、最悪ピンボケでもOKですし、瞬間瞬間を切り取りますので、都度F値やシャッタスピードを変更することもありません。
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私のスタイルは、絞り開放で背景や前景をぼかして、被写体にピントを当てるといったこともほぼありませんし、絞り込んでマニュアルフォーカスで撮ることも、コンデジではやりにくく、こういった撮影方法をとることもありません。
で、撮影の時は何をしているのかというと、被写体を見つけたら、そこにレンズを向けて、ただシャッターボタンを押すだけです。
ちなみにこの撮影方法は、ストリートスナップの巨匠、写真家・森山大道氏の教えから来ています(直接教わったわけではありませんが笑)。
私のようなスタイルは少々特殊かもしれませんが、サブ機であるSONY α7IIを使う時は普通に、「絞り優先モード」でシーンによって絞りを変え、シャッタスピードはカメラ任せで撮るスタイルが多いです。
通常のミラーレス一眼などで撮影する状況において、カメラを如何にして自分の管理下に置くかということが、写真の出来不出来に繋がってきます。
例えば、右手の人差し指で回すダイヤルに何が設定され、どちらに回すと値がどうなるのか。親指で回すダイヤルも同様ですね。
また、右手の親指で押すファンクションボタンなども、何の機能がどのボタンに割り当たっていて、押すとどうなるのかを、きっちり覚えておくことが重要です。
左手は主にレンズを触ることが多いと思いますが、オールドレンズなら絞りを調整しますし、マニュアルフォーカスで撮影する場合ピント調整も行います。カメラによっては軍艦部のダイヤルでISO感度などを調整するかもしれません。
細かいことですが、ピントの調整もメーカーによって向きが異なりますので、システムを変更すると慣れるまで時間が掛かります。特にキヤノンとニコン/ソニーで反対になるのは有名です。
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ここまでは、カメラの操作体系を体に覚えさせて、実際の撮影現場で慌てないようにしましょうという趣旨でお話ししてきましたが、その機能が写真にどんな影響を及ぼし、調整したり設定した結果がどうなるのかというところまで理解していないと、本当にカメラを使いこなしているとまでは言えないでしょう。
自分とカメラの触れ合う時間が短いうちは、F値やシャッタースピード、ISO感度、露出補正などの相関関係が見えてこないと思いますが、実際に撮ってみて、露出アンダー/オーバーに至る限界値、被写体のブレの範囲、F値と被写体との距離による被写界深度の関係などをしっかり経験・体得することで、写真表現の幅も広がり、自分が撮りたい写真に一歩近づくのではないかと考える今日この頃です。
楽しくカメラと向き合いましょう♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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