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写真集を出してみたい人はいますか?
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
私は、ストリートスナップを主に撮っていますが、そこで撮った写真は、主にSNSにアップするか電子書籍として写真集を発表しています。
そこで、この記事では「電子書籍としての写真集」について考えてみたいと思います。
写真集の基本は、やはり紙に印刷されたものが基本だとは思います。
別にインクの匂いが無いと本じゃないとか、ページをめくる感覚がないと本じゃないとか言いたいわけではなく、写真が紙に定着することで見えてくるものがあると思うからです。
確かにそれは理想かもしれませんが、現実問題として自分の写真集を出版するのは、とてもハードルの高いものになります。
本というのは、基本的には出版社からお声が掛かるか、こちらから出版社に売り込むかしてスタートしますが、まずそのスタート地点に立つことすら困難を極めます。
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出版社がムリなら、次に可能性があるのは「自費出版」です。
ある程度まとまった数量を印刷会社に発注することとなりますので、数十万円から数百万円の先行投資が必要です。
もし売れなかったら、経費を回収することもできず、段ボールの山が残されることになります。
自費出版でも、ある程度の見込客がいないと、なかなか実現するのは難しいと思います。
自費出版の次の可能性として考えられるのが「電子書籍」による出版です。
私はAmazonのKindleの電子書籍のマーケットからしか出版したことはありませんが、基本的に経費は掛かりません。
発表する写真が準備できているとして、それ以外に必要なものはPCが1台必要です。
表紙を作ったりするアプリ(Canvaなど)と、電子書籍を作成するアプリ(Kindle Comic Creator)が動作する環境が必要です。
ちなみに、スマホやタブレットだけでは作成できるかは調べたこともないので分かりません。すみません。
それさえクリアできれば、誰でも無料で電子書籍の写真集を発売することができます。
しかも、世界同時発売も可能です。いきなり「全世界進出」です笑。
あとは、SNSなどで宣伝して、多くの人に写真集を出したことをアピールするのみです。
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まぁ口で言うのは簡単ですが、実際やってみると色々と大変なことはあると思います。
でも、出版社も通さず、自費出版でもなく、世界中に自分の写真集を発表できる場があるということは、ネット時代だからこそ可能になったことです。
これを使わない手はありません。
電子書籍といえども本には変わりありませんので、売り上げがあれば「印税」というご褒美がAmazonさまから振り込まれます。
少し条件はありますが、販売価格(税抜き)の70%、またKindle Umlimitedの読み放題で読まれた場合は、1ページあたり約40〜50銭となります。
印税が70%というのは、紙の本ではあり得ませんし、読み放題の1ページ40〜50銭というのも少なく感じると思いますが、チリも積もればです。
作品のクオリティで勝負するのはもちろんアリですが、やはりある程度の知名度というか、写真集を出したということを浸透させることもマーケットを考える上では重要です。
やはり写真集を作った以上は、誰かに観てもらわないと作った甲斐がありません。
まず、写真集を出すこと。そして、それを広める(認知してもらう)こと。
写真を撮る楽しみとは違った、自分の写真をたくさんの人に届ける楽しみも味わってはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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