カメラと写真による没入体験は、人生を豊かにしてくれるか
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、カメラや写真における没入体験について考えてみたいと思います。
没入体験とは、現実から切り離されて、あることに集中する状態を指しますが、カメラが世界を写しとる瞬間、写真の中の世界を観る瞬間、それぞれで感覚や感情を深く刺激し、時間や空間を超越する感覚をいいます。
ChatGPTによると、主な没入体験の特徴には以下のようなものがあるそうです。
上記を踏まえ、カメラによる没入体験を見てみましょう。
カメラを持って写真を撮ろうとしているとき、まず被写体を探しますが、明らかに普段の視線とは違う感覚で目の前のものを観察していると思います。
このとき、撮影者の心の内はどうでしょうか?
いかに被写体と近づくか、いかに被写体と戯れるか、いかに被写体をかすめ取ろうか、いかに被写体を切り取ろうか。
被写体にフォーカスできたとしても、次はカメラとの対話が待っています。
光を読み取り、露出を計算し、F値、シャッタースピードを決め、ISO感度を考慮し、露出補正が必要なら行い、それらが全て整ったところでシャッターを切ることになります。
ここまで、数秒か数十秒か、きっとあなたは没入していたはずです。1枚の写真を撮るために。
続いては、写真鑑賞による没入体験について考えてみましょう。
写真を観るという行為は、自分の過去との対話でもあり、自らの記憶や感情が写真と結びついた時、個人的な解釈が生まれ視覚から意識を消すことがあります。
その写真に写っているものが、知っているか否かは問わず、そこに写っているものから、その背景にあるストーリーや撮影者の想いなど、鑑賞者に想像力が働いたとき、その写真の世界観に引きずり込まれたとき、没入体験といえるのではないでしょうか。
話が少し逸れますが、デジタル技術の進化により、VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)などが普及すると、さらに没入感を体験できるようになるでしょうが、どちらかというと強制的に視覚などからの情報を受けバーチャル体験することになり、ここに挙げたようなカメラや写真の没入感とは少し異なるかもしれません。
この記事を読んでいただいている皆さんでも、カメラや写真が好きな方は多いと思います。
カメラで撮影する立場でも、現像・レタッチする立場でも、写真を鑑賞する立場でも、それぞれの場所や時間に没入できる入り口が用意されています。
「あー、暇だなぁ」と、ダラダラとスマホで目的もなく時間を浪費するのもたまにはいいですが、カメラか写真があれば、きっと有意義な人生体験になるのではと考える今日この頃です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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