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写真を「観る→撮る→観る→撮る」を繰り返そう

こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。

今日は、写真を観ることが撮影者に与える影響について考えてみたいと思います。

カメラや写真が好きな方が、自分の撮った写真以外を、普段どこで観ることが多いでしょうか。

やはり今はXやインスタなどのSNSが圧倒的に多いと思います。

他には、家族や友人・知人など親しい人が撮った写真や、写真展、写真集などがあるでしょうか。

カメラが趣味ではない一般の方が写真を観るのと、カメラを趣味にしていて普段から写真を撮る方が写真を観るのでは、注目すべき観点が変わってくると思います。

一般の方は、写真の風景や景色、被写体そのものから受ける印象であったり、その写真が撮られた背景やストーリーを感じたりして写真を楽しむと思います。

一方で写真を自分でも撮る方は、上で挙げた楽しみ方以外にも、「自分だったら…」という仮定の写真を想像してしまうのではないでしょうか。

撮影:Tokyo Street PIX.  @目黒駅

その写真の評価とは別に、「自分ならこう撮る」とか「自分では撮れそうもないな」など撮影者の目線でその写真を観てしまうことです。

「自分ならこう撮る」と思う場合には、フレーミングや構図、色彩、被写界深度、ピント位置などの視点から、上から目線とまでは言いませんが、自分ならもっとよく撮れるのに的な目線で鑑賞してしまうことがあるかもしれません。

一方の「自分では撮れそうもないな」も思う場合の視点は、どんな状況で被写体を探したのか、その被写体に対するアプローチはどのようなものか、この写真をどのようにして撮ったのか、どのような技術や機材が必要かなど、撮ることの全てを知りたくなると思います。

このように、写真を純粋に楽しむ以外に、写真を撮る立場からの視点を加えると、写真に対して全然全然違ったアプローチになるのが面白いところです

自分の写真を振り返ると、その写真を撮った時の状況や感情が再び湧き起こり、主観的な目で見てしまいがちですが、一方で他人の撮った写真は、撮った時の状況は直接的には知り得ることができませんので、客観的に写真を見ることができます。

撮影:Tokyo Street PIX.  @戸越銀座

「撮影者の目線で写真を観る」ということを考えてみますと、やはり他人の写真は厳しい目で見てしまいがちですが、決して自分では撮れない写真には違いありませんので、ある意味謙虚な視線で写真に接した方が、自分の写真技術やセンスの向上に繋がるのではないでしょうか。

ただし、漠然と(撮影者目線で)写真を観ていても、その時は色々考えが湧き出でもすぐ忘れてしまうと思いますので、自分の撮りたい写真作家やSNSのアカウントをある程度決めて、徹底的にその人の作品を観る方が、色々と吸収できることが多いように思います

自分で写真を撮ることを “アウトプット” とすれば、他人の写真を観ることは “インプット” です。

たくさんインプットして、そしてたくさんアウトプットして写真を楽しみましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。

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