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撮るものがない?目を節穴からレンズに変える方法
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、スナップ撮影をしていて「今日は撮るものがないな」と感じることについて考えてみたいと思います。
結論から申しますと、「撮るものがない」のではなく、自分自身の視点や感性の問題かもしれません。
「撮るものがない」と感じてしまう理由とは何でしょうか?
例えば…
・見慣れた風景や景色に飽きてしまい、新鮮を感じなくなってしまった
・撮りたいモノやヒトを無意識に限定してしまい、視野が狭くなっている
・写真と撮る楽しさや目的を見失ってしまっている
もしかすると、「撮るものがない」のではなく、「見えていない」可能性が高いような気がします。
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では、どうすれば「撮るものが見えてくる」のでしょうか?
被写体を探そう探そうとするほど、悪循環で何も見えなくなってしまします。
例えば、日常的に使っている、目の前にあるコーヒーカップや本など、ライティングやフレーミングを工夫することで、カメラを通して魅力的に撮る楽しさを再発見してみるのも良いと思います。
いつもは見過ごしてしまうような、苔の模様や雨の雫、葉っぱの形など、細部の美しさを改めて見回してみたりするのもお勧めです。
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さらに視野を広げるためのアプローチを考えてみましょう。
自分が今体験していることを味わうように、雨上がりの街、夕日が反射して赤く染まるビル、風に揺れる葉っぱなど、自然や環境を観察してみるとヒントが浮かんでくるかもしれません。
何気ない景色と言われるような、カフェでの光景であったり、駅での人々の動きであったり、自分が見ていてそこそこ変化がある状態を感じてみるのも良いです。
これらのアプローチで大切なことは、何かを「伝えよう」という気持ちは忘れて、もっとシンプルに「美しい」「面白い」と感じたことをそのまま撮ることです。
これまで、自分が具体的に写真を撮るという行為について見てきましたが、もっと別なアプローチも存在します。
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あえてカメラを持たずに、純粋に目の前に映るものを注意深く観察したり、写真家やSNSなどで他人の写真をたくさん観ることで、自分にはない視点やテーマを見つけることができます。
通勤・通学で毎日同じ道を通る方も多いと思いますが、時間帯や季節によって移り変わる街の雰囲気を感じることは大切です。定点観測のようなイメージです。
写真集を買ってじっくり1冊を読み込むがお勧めですが、まずはSNSで自分の好きなジャンルの写真を撮る方や、その方がフォローしている方の写真を観ることで、きっと新しい発見があると思います。
「撮るものがない」と感じるのは “気のせい” で、自分自身の目を「節穴」から「レンズ」に変えることはそんなに難しい話ではないと思います。
新鮮な目で世界を観ることで、新しい写真体験、撮影体験を楽しみましょう。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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