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スマホかカメラか 究極の2択?

こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。

今日は、カメラ・写真を始めたい人が、昨今の価格の高騰が続くカメラ界隈に入り込む術について考えたいと思います。

ここ最近のカメラ界隈の状況を見ると、カメラの価格は上がり続け、フィルムの価格も上がり続けています。高性能なカメラ機能のあるスマホも価格が上がっています。

スマホはもはや必需品ですから誰しもが手にしていますが、価格が高くなったカメラも、発売前から多くの予約で生産が間に合わず、フィルムが高くなってもフィルムカメラを使い続ける人たちがいます。100万円を超えるようなライカも売れているようです。

収入が大きく増えていない中、コスト高、円安などの影響で、モノの価格は上がり続けています。

以前は気軽に始めることができたカメラ・写真の趣味も、気軽に始めるには敷居が高くなった印象は否めません。

予算が潤沢にある方は、欲しいと思うカメラを買って撮影を楽しんでいただければと思いますが、予算に限りがある場合は、何を優先させるか選択しなければなりません。

ざっくりいうと選択肢は大きく2つ。

iPhone16、Leitz Phoneなどの高性能なカメラを搭載しているスマホをお持ちなら、カメラは買わずにスマホのカメラで写真を楽しむのもありです。

そして、もうひとつは、カメラを買うことです。

撮影:Tokyo Street PIX.  @芝公園


私はストリートスナップをメインに撮っていますので、カメラでの撮影がほとんどですが、被写体や撮影場所によってはスマホで撮影することもあります。

スマホのカメラ性能も良くなっており、特殊な環境でなければ、カメラと遜色ない写真を撮ることも可能です。

ただし、大前提としてカメラでしか撮れない世界があるというのも事実です。

例えば、動物や野鳥、鉄道、モータースポーツなど、極めて離れたところにあるものや高速に動くものは、スマホで撮るのは難しいと思います。

他には、モデルさんのポートレートを撮りたい場合も、もちろんスマホで撮れなくはないですが、かなり微妙な雰囲気になることでしょう笑。察してください。

被写体が日常のスナップや風景がメインなら、スマホでもほぼ問題ないでしょう。

逆に言うと、シャッター音にさえ気をつければ、スマホの方が撮影に適していることもあります。

今度、スマホのカメラだけで撮った写真集を企画しているというのは、ここだけの話です。

撮影:Tokyo Street PIX.  @高輪

一方のカメラですが、スマホとの決定的に違うこと。それは、撮影体験にあります。

物理的にシャッターボタンを押して、写真を撮っているということの喜びを感じることができるということです。

最近のカメラですと電子シャッターで撮る機会も多くなりましたが、メカシャッターですと物理的に幕が動きますので、撮っている感がさらに増します。

スマホでも、フレーミングや構図は意識すると思いますが、一方で、絞り、シャッタースピード、ISO感度、露出補正、被写界深度を考慮したピント位置など、スマホでは意識しにくい部分はカメラに優位性があります。

これらをコントロールすることで、より自分の撮りたい写真が撮れるようになるというメリットもあります。

限られた予算の中で考えると、スマホとカメラで究極の選択みたいになってしまいましたが、何を、どのように撮りたいのか、自問自答してから判断したほうが良さそうな気がする今日この頃です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。

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