SNSで自分の価値観を押し付ける
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
ここ最近、某SNS界隈で話題になっている写真家の方がおります。
個人的に攻撃するつもりはないので、アカウントはここでは公表しませんが、写真界隈のアカウントをチェックしている方には、もしかしたらタイムラインで流れてきているかもしれません。ここでは写真家X氏としておきましょう。
X氏は本人曰く人物撮影歴10年のフォトグラファーで、ご本人のインスタやホームページを見る限り、都内にスタジオを持ちでスタジオでの人物撮影がメインのようです。
ここまでは、ごく一般的なフォトグラファーなのですが、なぜかSNSでは暴言を吐きまくります。
全ての発言が命令口調で、特に写真と共に機材名を書いてポストすると、有名な方でも容赦なく「機材はどうでも良い。作品だけで勝負しろ」的なリポストをしておられます。
私がSNSを見ていて特に気になるのが、言いたいことがあるのなら自分の主張だけをポストしていればいいのに、わざわざリポストする形で、他人の意見を否定することです。
写真家X氏は、作品だけでメッセージを伝えるのが大切で、機材はどうでも良いという考えが根底にあるようです。高いカメラはいらない、iPhoneで充分だとも発言しています。
この考えは、写真作品を誰かに伝えるためには、確かに機材など手段でしかないわけですから、極論機材などどうでも良いとも思いますが、皆んながみんな同じ考えであるはずがありません。
写真にはあまり興味がないけれど、カメラにすごく興味がある人もいるのです。
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新しいカメラやレンズは、魔法なようなことばで、我々消費者の心の隙を狙っています。
そして、プロの方が最高のテクニックと叡智と知恵で、最高の作例で「証拠」を見せてくれます!
それを信じて買うのも自由。買わないのも自由。
工業製品とアート・芸術の組み合わせは、カメラと写真以外にも、楽器と演奏、オーディオと音楽などありますが、スペックが高いからといって感動するものが得られるかは、また別の話です。それは事実です。
だからといって、一方的に否定するのも違うかなと思います。
確かにどんなカメラで撮影しても、上手い人は上手いし、そうでない人はそれなりだと思います。
※昔のフジカラーのCMを思い出します。綺麗な人はよりキレイに、そうでない人は…(以下略)。
より早いAFと連写スピードなどハードウェアの進歩で、以前なら撮れなかったものが撮れるようになったりしています。
カメラと写真の関係における価値観というのは、人それぞれですが、特定の人に対して価値観を押し付ける行為は、どうなのかなと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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