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いまさらフィルムってあり?
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、令和の時代においてフィルムカメラを新規で導入することについて考えてみたいと思います。
時代の流れは完全にデジタルカメラが主流ではありますが、昨今のアナログブームの一環でしょうか、フィルムカメラがまた注目されています。
昔から「静かなブーム」という謎のことばがあり、ブームが来ているのか曖昧に誤魔化されている気がしてしまうわけですが、フィルムカメラは静かなブームでは無いと思います。
その証拠に、「PENTAX 17」というカメラが2024年7月に新発売されました。
令和の時代に新製品としてフィルムカメラが出ること自体、奇跡と言えると思いますが、メーカーがカタログモデルとしてフィルムカメラを出したことの意義は大きいのではないでしょうか。
ハーフサイズになったのも、昨今のフィルムや現像などの価格高騰の影響というよりも、36枚フィルムで72枚撮れること、そして本体・レンズが軽いこと、スマホ世代には馴染みのある縦位置であることなどを考慮した結果だそうです。
さて、個人的にフィルムカメラが気になるようになったのは、一生モノのカメラが欲しいと思ったことに始まります。
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現在52歳で、92歳まで生きるとして、あと40年です。
デジタルカメラは、電子機器なので到底40年も持つとは思えません。
そうなると、フィルムカメラが候補になりますが、40年後に35mmのフィルムがあるのかは分かりませんが、デジタルよりは寿命は長いことは確実です。
フィルムカメラも、M型ライカを筆頭に、日本メーカーの一眼レフ、ハーフサイズカメラなど、新品で入手可能なPENTAX 17以外にも、中古で選び放題と言えます。
フィルムも1本あたりモノクロで安くても1000円、現像代も1000円くらい、さらにプリントまたはデジタルデータの変換でプラス1000円、36枚の写真を撮るために約3000円、下世話な話ですが、1枚あたり83円ほどのコストがかかります。
もし、ハマれば、モノクロ現像なら自宅で、デジタルデータへの変換もフィルムスキャナを購入してしまうかもしれません。そうすればトータルのコストは下がります。
個人的に欲しいフィルムカメラはLeica M3です。
やはり、一生モノとして買うなら、原点というか “舶来物” の憧れも含めての意味もありますが、今でもメンテナンスが可能というのがポイントかもしれません。
カメラ文化の中で失われたものに、「治しながら使い続けること」ができなくなったことが挙げられますが、そこもライカなら失われていません。
あと、M3には露出計は付いていません。
動物的なカン(そもそもありませんが)では露出をハズしそうなので、別途露出計も必要かもしれません。
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さて、最終的にどのフィルムカメラを選んだとしても、最終的にフィルムの魅力は、デジタルのレタッチでは再現できない、あのフィルム独特の色合い、風合いにあると思います。
若干、フォーカスが甘かろうが、構図が崩れていようが、そういうことではなく、そこに自分がカメラを抱えて、光を捕らえたという事実だけで、満足してしまう気もします。
一生モノのカメラのつもりでフィルムカメラを買ったとして、ずっとそばにいてくれるカメラを持つ幸せも味わってみたい今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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