公道での撮影は堂々と
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、撮影場所について考えたいと思います。
皆さんは、写真を撮るとき、そこが撮影して良い場所かどうかを意識していますか?
もし、あまり意識していなかったという方は、これからは撮影するときに、その場所は撮影がOKなのか少し意識することをお勧めします。
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昨今、撮影をめぐるトラブルがSNS界隈で炎上していたりしますので、この記事を読んでくださっている方が撮影に関するトラブルに巻き込まれぬよう、お節介ながら記事にしてみました。頭の片隅にでも置いておいていただければ幸いです。
さて、私はストリートスナップをメインに撮っていますので、基本的には公道もしくは公道に準ずる場所で撮影することがほとんどです。
店舗など基本的に誰でも自由に入れる公共の場所に近い私有地は、基本的には禁止にしているところが多いので注意が必要です。
ストリートスナップに限らず、ポートレートなどの撮影でも、公道での撮影は問題ありません。
ただし、道路の交通の妨げになるような大規模な撮影は、警察に道路使用許可の届出が必要です。
一番のグレーゾーンは公園で、明らかに撮影会のような規模ですと、撮影許可が必要となります。
カメラマンとモデルだけのようなシンプルな撮影なら、本来なら撮影許可が必要な場合でも、施設管理人などの方は、スルーする場合が多いようです。
公園は、公道と同じく誰でも自由に入れる場所ですが、公園利用者が安心して過ごせることが優先されますので、三脚やレフ板を使用する撮影は、管轄する市区町村などに撮影許可を届け出をしておいた方が安心です。
撮影許可を申請してから許可が出るまで、1ヶ月近くかかる場合もありますので、日程調整は早めにすることをお勧めします。
話が逸れますが、私は公道でスナップしていた時に、たまたま交通事故(?)か何かの現場検証をしているところに遭遇し、それをスナップしたところ、警察官に「今撮影しましたよね?」と声を掛けられたことがあります。
普通に撮ったので「撮りましたよ」と答えると、「(警察官自身は)撮ってもいいけど、あの人(事故の当事者?)が嫌がるでしょ。消してください」と言われたことがあります。
本来であれば、なぜ消す必要があるのか根拠を求めるべきでしたが、お腹が空いてイライラしていたので、その場では消去して終わりましたが、これは反省しました。
キャンディッドのつもりが、その場を乱してしまったこと、警察官に削除の根拠をしっかり聞くべきだったことの2点です。
お腹が空いているときは、ロクなことがないものです笑。
さて、話を元に戻しますが、公道において通行人の邪魔にならないような撮影で、迷惑防止条例や性的姿態撮影等処罰罪に該当するような撮影でなければ、堂々と撮影すべきです。
警察官でなくても、ビルの管理人などが建物を撮っていると声を掛けてくる場合がありますが、これも全く問題ありません。
警備員はセキュリティーのために注意してきますが、こちらが公道から撮影している限り、全く問題ありません。
もし削除を要求してきた場合は、その法的な根拠を聞くようにしてください。自分の作品を守るために必要なことです。
また、有名な建築家が設計やデザインしたようなビルも、著作権云々言ってくる警備員もいるようですが、(あなたが建築家だとして)建築物としてコピーすると著作権侵害となる可能性がありますが、こちらも公道からの撮影であれば、全く問題ありませんし、著作権の侵害にも該当しません。
私有地での撮影ですと、オーナーや管理者の許可が必要ですが、公道では堂々と撮影しましょう。ただし、マナーは守ってね。
みなさまの撮影の際の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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