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撮影にテーマは必要か
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、撮影の際にテーマが必要かどうか考えてみたいと思います。
テーマといっても、人それぞれ着眼点が違いますので、5W1Hに収まらないような “縛り” 設定もあるでしょう。
テーマ【(ドイツ)Thema】
読み方:てーま
行動や創作などの基調となる考え。主題。また、論文の題目、楽曲の主旋律など。「共同研究の—を決める」「政府にとって農業政策が今後の—になる」
辞書で「テーマ」を紐解いてみますと、基調となる考えや主題などを意味することばです。
私は主にストリートスナップを撮影していますが、特にテーマのようなものは設定していません。
あえて言うなら、「東京で撮っている」ことくらいでしょうか。
ちなみに「東京を撮っている」わけではありません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162693261/picture_pc_4cd4c774ae2a039b807086a8b28c18ec.png?width=1200)
細かいニュアンスの違いですが、東京にいて街中を撮っていれば当然写真に撮れるものは東京なのかもしれませんが、「被写体としての東京」よりも「東京で撮影している」ことの方が重要なのです。
なぜ自分が写真を撮るのかということを深掘りした時に、撮影体験がそのものが上位だったことでも再認識したのですが、長野出身の田舎者なので、上京して東京にいることがそもそも楽しいわけです笑。
話が逸れてしまいましたが、とりあえず私の撮影テーマは「東京で撮っている」ということになります。
それ以外には、さしたるテーマはなく、目に付いたものをただ撮るだけで、写真として成立するのかは、撮影の時にはあまり考えません。
カメラを始めたばかりの頃はカメラを触ること自体が楽しいので、被写体がどうとか考えずに、手当たり次第撮った人も多いかもしれません。
でも、カメラを触ることにも新鮮味がなくなってきた頃、何が撮りたいのかわからなくなってしまうことがあります。
そういう時は、漠然とした状況に陥ってしまい、被写体を探すことに慣れていないので、突然カメラがつまらないものに感じてしまうかもしれません。
そういう時こそ、テーマを決めると、突然目の前が被写体に溢れ出します。
テーマといっても簡単なことで良いのです。
例えば、「目の前に現れた赤いものだけを撮っていく」と決めたとしましょう。
街中を歩いていれば、信号機、郵便ポスト、パイロン、車、お店のロゴなど、なんでも良いので赤いものだけをひたすら撮っていけば良いのです。
赤いものを撮るにしても、どうしたらカッコよくて撮れるか、どうしたら綺麗に撮れるか、どうしたらエモく撮れるかなど、自分なりのこだわりを見つけると、撮ることが急に楽しくなると思います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162693798/picture_pc_c0740ae2818f03c9006191c3334ace9d.png?width=1200)
ただし、これはあまり積極的な理由でテーマを設定したわけではないので、どちらかというと消極的なテーマ設定かもしれません。
反対に積極的なテーマ設定としては、本当に撮りたいもの、伝えたいことのビジョンが明確にあるならば、それを徹底的に撮れば良いと思います。
撮るものに困ったとき、撮るものが明確にあるとき、テーマ設定することがシャッターを切る口実に良いのではないかと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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