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オールドレンズは楽しい 〜ミノルタ MDとソニーα7で撮ってみた〜

こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。

今日は、軽くオールレンズのことでもお話ししてみたいと思います。

「 “オールドレンズ” とはなんぞや?」という方のために簡単に説明しますと、言葉の通り古いレンズのことなのですが、ミラーレス一眼にマウントを変換するアダプターを付けると、昔のレンズを最新のミラーレス機に付けて遊べちゃうというものです。

ボディがそもそも全く互換性のないミラーレスですので、多くのレンズがマニュアルフォーカスです(AF対応のアダプターもありますが…)。ミラーレス機を使う利点として、EVFやモニター画面でフォーカス位置を拡大して確認できますのでピント合わせが大変やりやすく、一眼レフのような光学式ファインダーとは別世界です。

昨今、10数年前のコンデジやスマホのカメラが流行っておりまして、「エモい写真」が撮れると話題になっていますが、オールドレンズは、マウント変換のアダプタさえあれば、戦前のレンズも使用できますので、エモいどころの騒ぎではありません。

私は普段はコンデジでストリートスナップを撮っていますが、実は2本だけオールドレンズを持っておりまして、最近またちょこちょこ撮るようになりました。

きっかけは以前の記事でも紹介しましたが、CCDセンサーのSONY α330を10数年ぶりに使ってみたところ思いのほか楽しく、さらに古いレンズの写りはどうだったかと気になったというものです。

私の持っているレンズの1本は、「ミノルタ MD 50mm 1.4」 というレンズです。当時の価格は3万円。

ミノルタのオートフォーカス(αマウント、現在のソニーAマウント)が出る前のミノルタマウント(MC、MD、SRともいう)のレンズで、マニュアルフォーカスしかありません。

ミノルタのレンズは「ロッコール」というシリーズ名称が付いていましたが、私の買ったレンズはNew MDと呼ばれるモデルでもうロッコールの記載はなく、ミノルタマウントの中では最終世代のものとなります。

1981年発売開始で、1985年「α7000」発売でマウント(現在のソニーAマウント)が変更されるまで間に当たる1980代前半のものと思われます。私が小学生低学年の時、どこかのおっさん(たぶん)が買ったものが、今度は令和のおっさんがまた使っているって凄いですよね。昭和のおっさん、元気かな〜笑。

さて、なぜミノルタを選んだのかというと、先ほども「α7000」の名前が出ましたが、単純に「ソニーのカメラのご先祖さま」だからというだけです。

ミラーレスですから、アダプターさえ噛ませば多くのメーカーのレンズを使うことができますけれども、まさか「ミノルタのレンズさん」も40〜50年後に「WALKMAN」の会社のカメラに装着されるなんて夢にも思っていないでしょう笑。

私のオールドレンズの母艦となるボディはSONY 「α7 II」です。フルサイズのミラーレス機で、オールドレンズを考慮した嬉しい機能がいくつかあり、ボディ内手ぶれ補正はレンズの焦点距離を手動で設定できたり、ピントが合っている所に色が付くピントキーピング機能があったりと、オールドレンズの母艦には最適なカメラなのであります。

「α7」は第4世代まで進化していますが、最新のレンズを使うわけでもありませんので、個人的には第2世代で充分でございます。はい。

やはり昔のレンズですので、今のレンズのような解像感あるキレキレの写真とは、全く雰囲気が異なります。

逆光だとフレアも出ますが、ガラス玉を通った光が演出する柔らかい写りは魅力です。

ただ綺麗でクリアな画像ならiPhoneで十分ですが、こういうお遊びができるのが、オールドレンズの楽しさですね。

撮影:Tokyo Street PIX.  @四谷
ビルとビルの間から、イチョウが
撮影:Tokyo Street PIX.  @四谷
開放1.4で、すぐ後ろのガードレールもボケボケ
撮影:Tokyo Street PIX.  @元赤坂
手前の小さな葉っぱをフォーカスして背景のボケはこんな感じ
撮影:Tokyo Street PIX.  @新宿
レタッチしてますが、昭和のレンズです
撮影:Tokyo Street PIX.  @新宿
オールドレンズで撮ると、緑多めです・笑

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。

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