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カメラを存分に楽しむ
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、写真のことなんか忘れて、カメラを楽しむことについて考えたいと思います。
昨今、某SNSで(変な意味で)注目を集めている写真家さんがいますが、「写真に機材なんて関係ない」と主張し、機材名が添えてある有名写真系アカウントの写真にリプライして、プチ炎上しております。
確かに、写真を撮るためのカメラは手段でしかないと思えば、機材なんてどうでも良くて、感動的でメッセージが伝わる写真を撮ればそれでOKだと思います。
要は、フラッグシップ機だろうが、iPhoneだろうが、なんだっていいのです。
しかし、しかしです。
カメラという機械は、写真を撮るためだけにあるのではありません。
写真を撮るためにカメラがあるのではなく、カメラがあるから写真も!撮れるのです。
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世の中には、自分の知らない世界線がたくさんあり、ニュースやネットで世界のことがわかったつもりになっても、おそらく自分の知っていることなんて、限りなくゼロに近いはずです。
だって、隣にいる人が何を考えているかなんてわからないですし、愛犬が今何を欲しがっているかなんて、もっと分かりませんもの笑。
話が逸れましたが、写真好きでないカメラ好きがたくさんいるということを、ぜひ知って欲しいと思います。
こんな記事を書いておきながら、個人的にはそんなにカメラに興味があるわけではありませんが、カメラ好きの気持ちは充分理解しているつもりです。
カメラの魅力は、なんといっても見た目です。昨今のカメラですと、「Nikon Zf」は昭和ノスタルジーを感じさせてくれますし、「FUJIFILM X100VI」「LUMIX S9」などの比較的コンパクトなカメラは、直線を基調にしたシンプルなデザインは見ていて和みます。
手に持って、肌に感じて、カメラ本体を握って、ダイヤルを回して、シャッターを切る。
これだけの動作に、数十万円、もしかすると数百万円の価値を感じてお金を投じるわけです。
そこまでの価値を感じなければ、スマホのシャッターっぽい白丸をタップすればいいだけの話です。
先ほどダイヤルを回してと、サラッと書きましたが、絞りを決め、シャッタースピードを決め、ISO感度を確認し、露出補正をし、ピントを合わせる。
スマホが普及して、ディスプレイの上をタップするのが当たり前となってしまいましたが、やはり物理的なボタンを押すのは、満足感が違います。
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そして、シャッターを切った時のあの感覚は、他に代用できるものはありません。
最近は電子シャッターだけのカメラもありますが、物理的に幕が動く振動は、写真を撮っているという体験をより豊かなものにしていると思います。
まさしく撮影体験ですね。
また、赤いマークの付いたドイツのカメラが好きな人も多いと思いますが、所有欲を満たしてくれる最高のアイテムだと思います。
写真なんかどうでも良いとまでは言わないけれど、「カメラという機械が好きなんだ」、という人のことも忘れないでください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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