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1936~1963年の投手規定条件 ~幻のタイトルホルダーを探せ~

投手の規定投球回数は現在では試合数と同数の投球回数以上を投げた場合とされているが、まだ初期の頃はこの規定数が定まらずに毎年の様に変わっていた時期もあり、今では考えられない様な回数が設定されていた時期もあれば、登板数や完投数が規定対象になっていた時期まであった。

当然その時代の投手の中には、現在の規定だったら規定投球回数を達成していたのに記録から抹殺されてしまっている投手が多々いるし、場合によっては実は防御率1位だった「隠れタイトルホルダー」というのもいるかもしれない。

そこで今回は現在の規定による「投手ランキング」を改めて作成して検証を行ってみる。

それではリストの見方と説明はこちら

■年:該当年度
■現:現在の規定投球回数による防御率の順位
■公:公式の規定による防御率の順位(空欄は未達成)
■名前:該当選手名(選手の所属球団のイメージカラーに色分け)
■球団:所属球団
■防御率:防御率(黄色は公式未達成記録、
         金色は公式未達成だが現在の規定だと防御率1位)
■投球回:該当年の投球回数(黒は公式未達成記録)
■登板:登板数
■先発:先発登板数
■完投:完投数
■試合数:該当年度の球団毎の試合数(順位順)
■達成:現在の規定による球団毎の規定投球回数達成人数
■実際の規定:実際の公式の規定
       公式と現在の規定の達成人数を併記

<現在の規定による投手ランキング(1936~1949年)>

<現在の規定による投手ランキング(1950~1956年)>

<現在の規定による投手ランキング(1957~1963年)>

以上になるが、それでは1936年から順番に検証してみる。


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