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国内の時価総額(2018年12月末日時点)ランキング上位から見る未来(その③)
時価総額上位の企業が描く未来を知る企画です。
その①(トヨタ・ドコモ・NTT)はこちら
その②(ソフトバンクG・三菱UFJFG・キーエンス)はこちら
その③は、ソニー株式会社(6.7兆円)、アフラック生命保険株式会社(6.7兆円)の2社を紹介します。
ソニー株式会社
2017年のセグメント別の売上比率は下記図のような状態です。
主力製品は、下記製品群です。
PS4や音楽、カメラ、映画、スマホ、半導体(イメージセンサ)、金融等、非常に多岐にわたって事業展開しており、それぞれの事業会社で運営しています。
Sony IR Dayという説明会(?)を設けて、それぞれの事業説明を行なっているようです。
その資料をもとに今後の展望についてまとめます。
イメージセンサの印象が非常に強く、これからはそのセンサでFA(ファクトリーオートメーション)に展開していったり、映像では、4Kでのサービスの新しい顧客価値の創造を進めていたり、これからの世の中の流れに必要なものを提供する重要な立ち位置のメーカーとなっている印象でした。
大きな起点は、これからは画像認識のレベルを上げて、AIで何かを進めるような画像に対する重要性が高まっている機運が起点だと感じます。
画像認識・映像認識には欠かせない企業として、今後の事業戦略に注目です。
アフラック
アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバスの日本支社が2018年4月に日本法人になった生命保険会社です。
生命保険会社の資料をあまり読んだことがないため、新鮮でした。
特徴的だと感じたのは、大きく2つです。
①、資産運用実績を表示させていること。
保険会社はお金を集めて、運用といわゆる死差益で運営されているって話を聞いたことありますが、どんなポジションを取っているかを記載していることやリスク計算を表示しているのを初めて見ました。
この内容を持って、他社と比較すると、それぞれの特徴が見えそうですね。
②、新契約分で表示しますが、契約数はがん保険が多くても、契約高は終身・定期・こども保険が多くなっています。
契約数
契約高
契約高は、契約時点の総額を指すからという特徴が出ています。
定期保険に入るってことは、資産運用を任せていることと同義かと思いますが、これは日本人は金融教育が遅れていることが大きな原因にありそうな気がします。
資産の築き方・守り方はもちろんのこと、なぜその資産が必要かも考えをまとめる方が人生のコンパスとして、生きやすそうですね。
参考資料