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cafeログ vol.17 2019年10月5日

10月5日に東京駅で読書会を行いました。
参加者は、私、Uさん、Kさんです。
今回は、「物語」がトークの中心に、本が紹介されました。

説明可能性と実行 に関する論文

Kさんの紹介した論文は以下のものです。

説明可能性と実行についてということで、AIの領域の中で、説明可能であることに着目した話でした。
DAPA(米・軍事期間)が有事の際に、最終判断は人間が行うが、そのために説明ができる必要があるといったトピックスがあります。

ブラックボックス化して良い部分もあるのでしょうが、まだ説明できるホワイトボックスの需要の方が高く、AIでの結果が正しそうか検証するモデリング等が多々研究されています。

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その中で、因果ができる→ストーリーができるという話があります。
つまり、AIで学習した結果、ストーリーが吐き出されるようになってくる世界が来つつあります。

楽天IR戦記

私の紹介した本です。

この本は楽天のIRを担当した人のIRの仕事の奮闘記で、これからIR担当になりたい人、なったばかりの人は参考になるかと思います。

ECの巨人であるAmazonに次ぐ、楽天ですが、この本はTBS買収時からスタートしているので、あんなことがあったなあと懐かしがりながら、読むことができます。

企業価値を高める施策をIRとして、事業部に意識づけるために配信したり、投資家と株価がいくらが適正だと思うか議論したり、専門的な内容も多いですが、専門用語は巻末にリストがあり、理解を補助します。

アマゾンとの大きな違いは、パートナーである出品者のストーリーを大事にしていることだと思いました。
「エンパワーメント」という表現が楽天経済圏をいかに支えているかを感じることができます。

Think clearly

Uさんの紹介した本です。

スイスの航空会社のCFO→CEOを経験した人の考察をまとめた本で、50数個から今回は3件ほど抜粋して話をしました。

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柔軟性に関する話は、軌道修正が重要な点、優先順位が重要な点の話です。
飛行機は決められた予定のルートをほぼ100%通ることがないくらい予測不能なようで、その中で軌道修正する力が求められます。
この話を聞くと、最近の機長のアルコール検知で離陸できなかったニュースは腹落ちしますね。
プライオリティのことは、7つの習慣でも第3の習慣に"最優先事項を優先する”とあるように、優先事項を優先することで、その人をその人たらしめる効果があります。

便利さの話は、車の平均速度は?という問いから始まります。
車は平均の稼働が5%と言われており、車を買ったからといって、移動時間が短縮されるわけではないのではないかとアンチテーゼを投げかけています。
別の例だと、メールを作成して送ったのに、結局見ているか分からず電話をしてしまい、最初から電話したら、そのメールの時間が省略できたかもしれないということが言えます。

3つ目は価値の話。有意義と楽しさは相反しやすいのでは?という内容です。
有意義で楽しいことを見つけることも大事だし、絶対的な指標ではないものの、自身の行動はどこに当てはまるか、何が優先された価値観かわかると、自身のコントロールがより楽になるでしょう。

その他雑談

最近のインプット事情の話があり、「BBTルーティン」の話がありましたので、リンクを貼っておきます。

朝にお題をもらい、その内容に対し、コメントして、お題への解像度を上げるみたいです。
オンラインでもできるみたいですので、毎月本を買うような感覚で利用することができるのも魅力だと思いました。

最後に

今回は1ヶ月ぶりのcafeログでした。
隔週だと煮詰めきれない内容をブラッシュアップできたところもあり、濃い内容になりました。
随時、参加したい方からの連絡をお待ちしているので、気軽にコンタクトをとってください。

次回開催は、10月19日(土)の朝予定です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

※補足 この活動の詳細

・世界観
自分の体験を友達にシェアしよう。
・目的
 本の紹介でアウトプットできる
  ×友達の本の紹介で新しくインプットできる
・持ち物
紹介したい本
・開催日程
主に隔週日曜の朝に開催しています。

次の流れで、3〜5人くらいが本を紹介します。
ーーーひとり当たりの流れーーー
本の紹介
 なぜこの本を選んだのか
 この本にはどんなことが書かれていたのか
 それを読んでどう思ったのか
 etc.
  ↓
随時、聞いている人たちでコメントをしていく
 知っている知識を提供する
 わからなかった部分を確認する
 派生的な話を追記する
 etc.
ーーーー人数分繰り返すーーーー

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